福井県福井市浄教寺町にある「一乗滝」

一乗滝  福井県福井市

一乗滝・全景
▲一乗滝・全景
落ち口付近の様子 正面辺りからの眺め
▲落ち口付近の様子 ▲正面辺りからの眺め
一乗滝 滝近くにある説明板
▲一乗滝 ▲滝近くにある説明板
一乗滝
福井市にある「一乗滝」は、信仰の滝でもあり、朝倉氏の本拠地であった一乗谷近くの一乗谷川に流れ落ちている

●景観と印象

住所
福井県福井市浄教寺町

落差
落差 12~13m程度

交通
自動車の場合、福井市街方面からだと、県道5号線などから国道158号線へ進み「大野」方面へ向かう。
「天神」の交差点から県道31号線へ入り、途中から県道18号線へ進み、福井市街から30分程で滝近くの駐車場に着く。
駐車場から滝までは5分もかからず、滝前までよく整備されていて、滝近くには休憩所も設けられている。

電車やバスの場合、JR北陸本線・福井駅からだと、駅前の京福バスで「福井駅」バス停から「浄教寺」バス停まで40分ほど乗車する。
そこから徒歩30分程で、滝近くに着く。
但し、乗り換えなどを含め、バスの運行や路線などについては要確認。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
一乗滝の景観と印象
福井市にある「一乗滝」は、浄教寺町地区を流れる足羽川の支流・一乗谷川に流れ落ちている。

名前のように、越前の戦国大名・朝倉氏の本拠地であった一乗谷の近くに流れ落ちている滝で、落差は12~13m程だろうか。

水は粗くて黒っぽい岩肌を流れ落ちていて、浅いながらも、はっきりとした滝壺が見られる。
落ち口が狭いので、水量が多い時には、水は末広がりの様子を現わすのかもしれない。

よく見ると、粗い岩肌の隙間を縫うようにも水が流れ落ちていて、糸を引いたように見えて味わいがある。

また、滝正面には注連縄が張られていて、ここが神域になっていることがひと目でわかる。
滝付近の説明板によると、養老元年(717)、越の泰澄大師が開山し、上流側に白山神社を祀ったと書かれている。
随分と古くから知られている滝のようだが、地域からも大切にされてきた滝なのだろう。

ところで、一乗滝は剣豪・宮本武蔵と決闘した佐々木小次郎が剣の修行を行い、秘剣・「燕返し」を会得した滝して紹介されている。

その真偽は分からないが、小次郎がここを訪れた時には、滝近くにあった朝倉氏の本拠地の一乗谷もすっかりと寂れ、今よりも随分と寂しいところであったろうと思う。


一乗滝への交通・アクセス
さて、一乗滝へは、自動車の場合、福井市街方面からだと、県道5号線などから国道158号線へ進み「大野」方面へ向かう。

国道を走って行くと、「一乗谷朝倉氏遺跡・一乗滝 4km →」の案内標識があるので、その先の「天神」交差点を右折する。

一乗谷はよく知られていて、この交差点の手前にも「一乗谷・朝倉氏遺跡」の案内標識があるので、見落とすことはないと思う。

右折して少しばかりで「足羽川」を渡るので、橋を渡ってすぐの交差点を左折する。
この分岐の左手前にも「← 3km 一乗谷朝倉氏遺跡」、右奥には「← 7km 一乗滝」などの案内板があるので、それにも注意するとよい。

左折してしばらく走って行くと、JR越美北線の踏切を過ぎた先が分岐になっているので、この分岐は「鯖江」方面へ向かう右の県道18号線へ進む。
(ここにも「一乗谷・朝倉氏遺跡 1.5km →」の案内板が設置されている)

右への道を進んで行くと一乗谷で、「朝倉館跡・唐門」などが残る「朝倉氏遺跡」があるが、一乗滝へは、ここを過ぎで更に進んで行く。

一乗谷を過ぎた先辺りで、程なく「← 18km 鯖江・← 3km 一乗滝」の案内板があるので、その先の信号機のある交差点を左折する。

あとは、道なりに走って行くと、道路両側に駐車場があるが、その先にも駐車場があるので、空いているようなら先の駐車場を利用した方が滝へは近い。

その他の写真
付近にある「朝倉氏遺跡」 朝倉館跡・唐門
▲付近にある「朝倉氏遺跡」 ▲朝倉館跡・唐門
朝倉氏湯殿跡庭園 駐車場にある案内板
▲朝倉氏湯殿跡庭園 ▲駐車場にある案内板


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