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| ▲フンガー滝・全景
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| フンガー滝の景観と印象
沖縄県名護市にある「普久川滝(フンガー滝)」は、真喜屋地区を流れる源河大川の支流・普久川に流れ落ちている。 遊歩道のような山道を歩いて来て、この滝前に着いた時には、少しばかりの驚きがある。 国頭村にある「比地大滝」は、県内でもよく知られている見事な滝だが、このフンガー滝も見劣りするものではない。 落差は6~8m程だと思うので、比地大滝には及びもしないが、辺りの景観を含め、フンガー滝は心に残る。 流れ落ちた水は広い淵をつくり、そこからの流れが渓流へと続いている。 上方部分がよく見えないので、上には更に段瀑のような流れがあるのかもしれない。 周辺は自然がよく残っていて、多様な植物が見られ、森の中、山の中に見られる滝に相応しい景観をつくり出している。 滝自体はやや傾斜があるので、水は岩肌に沿うように流れ落ちているが、下方部分では段瀑のようになっているので、流れにも変化があって味わい深い。 普段の水量がどの程度のものなのかは分からないが、落ち口が狭いようなので、水量が多い時には、水は末広がりになって流れ落ちるのかもしれない。 入り口から滝前に至る道はほとんど自然のままで、途中で見られる渓流の眺めも美しい。 いずれにしても、フンガー滝は小さな滝だが、周辺の様子を含めて素晴らしい。 フンガー滝への交通・アクセス さて、フンガー滝へは、名護市の真喜屋ダムを目指すと分かりやすい。 名護市の市役所辺りからだと、県道71号線を大宜味村方面へ向かうと「伊差川(北)」の交差点で国道58号線と合流するので、ここを右へ向かい国道へと進む。 しばらく走って行くと「仲尾次(北)」の交差点があるので、この交差点を右折する。 道なりに進んで行くと真喜屋大川を渡るようになるので、この川に架かる「真喜屋橋」を渡ってすぐの交差点を右へ入る。 右折して進んで行くと、正面に「真喜屋ダムいこいの広場」があって突き当りになっているので、ここを右へ曲がる。 少しばかり行くと、道路左に「← 300m 真喜屋ダム管理事務所・中央管理所」の案内標識があるので、この分岐を左折して管理事務所の方へ進む。 左折して程なく左に管理事務所があるが、そこから先の道は、ダム湖を左に見ながら延びている。 ここからの道は舗装されているが道幅が狭くなるので、対向車などに注意しながら進んで行く。 しばらくダム湖沿いに進んで行くと、やがてダム湖が終わり、短い橋を渡って、対岸から続く道と合流するようになる。 この橋を渡ったところに「← 普久川滝」の案内板が立てられているので、橋を渡って右へと向かう。 ここからの道も舗装されているが、やはり幅が狭いので運転には注意する。 道なりに走って行くと、やがて変則の四差路のようなところがあり、手間には右下へ向かう脇道が延びている。 この道は進入禁止でチェーンが張られているので分かると思うが、この先には直進と左へ向かう道が延びている。 フンガー滝へは、この自動車は進入禁止になっている道を歩いて行くことになるので、自動車は付近の邪魔にならないところを探して駐車することになる。 ただ、この脇道のところは駐停車禁止になっているので、辺りによく注意して、駐車場所を探すようにする。 また、真喜屋ダムいこいの広場のところを左折して少し行くと、正面に「ヌルガー」が見えるので、この分岐を右へ向かってもよい。 右折するとすぐに「カミガー」があるので、そのまま道なりに走って行くと、やがて道は突き当りのようになっていて、大きく右へ曲がるとが、その先に滝への脇道が延びている。 この道からだと、脇道は逆戻りするように延びているが、どちらの道を進んでも市役所辺りから25~30分程で、滝への入り口に着く。 入り口からは、林道のような遊歩道が延びていて、全体に平坦で歩きやすい。 滞在中は誰とも会わなかったのだが、道はよく整備されているので、時折は整備されているのだろう。 途中に分岐などもないので、そのまま道なりに歩いて行くと、堰堤を兼ねたような橋を渡るようになる。 ここに流れる川もきれいな渓流だが、流れが緩やかなので小川のような感じがしないでもない。 この堰堤の手前辺りから道幅は狭くなり、所謂山道のようになる。 しかし、平坦な道でもあって、山道というよりも遊歩道か自然道といった道になる。 更に進んで行くと、小さな太鼓橋を渡ることになるが、ここに流れる川も小川のような感じを受ける。 この辺りの渓流は味わいがあり、奥行きのある景観を楽しむことができる。 ここを過ぎると休憩所があるが、あまり人が訪れないのか、やや植物が繁茂している。 近くには滝への案内板が立てられているので、それに従って更に歩いて行く。 休憩所からの道も幅が狭いので、植物がよく繁茂する時期だと、やや足元が見えづらいかもしれない。 しかし、道ははっきりとしているので、そのまま進んで行くと遊歩道は階段状になり、これを登った辺りからフンガー滝を遠望することができる。 半ば葉隠れしていて、やや見づらいかもしれないが、淵のような広い滝壺をもっているのが分かる。 ここから滝前まではすぐで、入り口から10分程、ゆっくりと歩いて来ても15分ほどで滝前に着く。 滝までの道はよく整備されていて歩きやすく、森の中を散策しているような感じがする。 時折見える渓流の様子も味わいがあり、滝までの道のりも、それほど時間が感じられない。 |
| その他の写真 |
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| ▲ダム湖に架かる橋 | ▲橋を渡った先にある案内板 |
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| ▲滝への入り口・右の脇道へ進む | ▲入り口からの遊歩道 |
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| ▲まっすぐに延びる遊歩道 | ▲途中の堰堤を兼ねた橋 |
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| ▲堰堤から見る渓流の様子 | ▲太鼓橋 |
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| ▲太鼓橋の先の休憩所 | ▲休憩所近くの案内板 |
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| ▲フンガー滝・遠望 | ▲フンガー滝 |