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| ▲黒滝
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| 黒滝の景観と印象
兵庫県三木市にある「黒滝」は、吉川町地区を流れる美嚢川に流れ落ちている。 落差は3〜4m程だが、幅は30m程もある独特の景観をしている。 一見すると堰堤のようにも見えるが、自然にできた断層のようで、岩の様子もおもしろい。 滝上を含め、上流側は平坦な流れをしているが、ここで一気に断層になっているので、地質学的にも特徴のある地形なのだろう。 この時は水が少ないようだったが、別日に撮影しているものは水量が多く、滝幅いっぱいに、簾のようになって水が流れ落ちていて、より見応えのする様子を現わしている。 周辺は滝公園としてよく整備されていて、川幅も広いので気持ちがよい。 ただ、両岸とも整備されていて、黒滝辺りだけが自然の様子を残している。 また、黒滝には雄滝、雌滝があるとされているが、堰堤の様な大きな滝が雄滝で、そのすぐ下流側にある落差のないものが雌滝なのだろうか。 ところで、黒滝には「万八狸とお万狐」という説話が伝えられている。 少し長くなるが、「昔、黒滝に『万八狸』、隣の小山に『お万狐』という、どちらも化け名人のタヌキとキツネが棲んでいた。 ある日、化け比べをして、勝てば吉川谷の大将ということにしよう、ということになり、お万狐は、尻尾の毛を抜いて小野や三草の大名行列をつくり出した。 これに驚いた万八狸は、負けじとばかりに、赤松峠に見渡す限りの緑の田んぼをつくり出した。 お万狐はこれを見て驚いたが、腹いせにとばかりにこれを踏み荒らした。 実は、この田んぼは、村人が稲を刈った後、ため池から水を引いて稲を植えたもので、お万狐がこれを踏み荒らしているのを見た村人は、お万狐を追いかけはじめた。 捕らえられたお万狐は村人に謝り、意地を張ったオイラも悪いと、万八狸も一緒に村人たちへ謝った。 どうにか許された二匹は、一緒に苗を植え直し、秋には大収穫となった。 その後、二匹は黒滝で仲良く暮らし、自慢の術で人助けなどをした」と言われている。 また、「二匹が植え直した稲は、時を経て、やがて酒米の『山田錦』になった」とも伝えられている。 黒滝への交通・アクセス さて、黒滝へは、中国縦貫自動車道・吉川インターからだと、インターを降りた先の「吉川IC」の交差点を、「三田」方面へ向かって左折する。 この道は県道17号線で、しばらく道なりに走って行くと、「山田錦の館・吉川温泉」が道路右側にあるが、ここを過ぎて更に進むと、美嚢川を越える「若宮橋」がある。 この橋を越えたところの道路左側に「黒滝」の案内板と、沢へ降りる階段が設けられている。 滝はこの上流側に流れ落ちていて、沢沿いに遊歩道が整備されているので、そのまま歩いて行くと程なく滝前に着く。 自動車は、この橋を渡って200m程行くと、右側へ向かって脇道があるが、この分岐は分かりづらく、裏から見ることになるが、「三木市吉川支所」などと書かれた案内板があるので、この案内板のところを右へ入る。 また、この少し先には神姫バスの「二瀬川」バス停があるので、その手前を右折する。 右へ曲がった道は細くなるが、舗装もされているのでそのまま進んで行くと、やがて駐車場がある。 但し、ここまで吉川インターから5〜6分程だが、この駐車場は近くの水利施設の駐車場でもあるようなので、自動車は700mほど手前にある「山田錦の館」の駐車場を利用するのが方がよい。(自治体もそのように案内している) 山田錦の館の駐車場から10分ほど歩いて行くと若宮橋に着くので、この脇から延びる遊歩道を沢沿いに歩いて行くと、程なく滝前に着く。この遊歩道はよく整備されていて歩きやすく、途中から黒滝を遠望できるようになる。 |
| その他の写真 |
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| ▲若宮橋からの遊歩道 | ▲黒滝・説明図 |
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| ▲下流側からの遠望 | ▲展望所からの景観 |
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| ▲水流が多い時の様子 | ▲黒滝・一部 |