兵庫県赤穂郡上郡町にある「小皆坂の滝(皆坂の滝)」

小皆坂の滝(皆坂の滝)  兵庫県赤穂郡上郡町

小皆坂の滝
▲小皆坂の滝
小皆坂の滝・上方の様子 小皆坂の滝・下方の様子
▲小皆坂の滝・上方の様子 ▲小皆坂の滝・下方の様子
行者堂前からの眺め 小皆坂の滝・全景
▲行者堂前からの眺め ▲小皆坂の滝・全景
小皆坂の滝(皆坂の滝)
兵庫県赤穂郡上郡町にある「小皆坂の滝(皆坂の滝)」は、岩陰に隠れるように流れ落ちている味わいある滝で、皆坂地区にある滝神社の御神体にもなっている

●景観と印象

住所
兵庫県赤穂郡上郡町皆坂

落差
落差 20〜25m程度

交通
自動車の場合、中国自動車道・作用インターからだと、 国道373号から県道451号などを経由して、獣除けのゲートまで35〜40分程度はかかる。

電車などの場合だと、最寄り駅は智頭急行「苔縄」駅になり、そこからタクシーなどの利用になる。
但し、バスの運行などについては未確認。

いずれの場合も、車止めのゲートから15〜20分程で滝神社に着く。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
小皆坂の滝の景観と印象
兵庫県赤穂郡上郡町にある「小皆坂の滝(皆坂の滝)」は、皆坂地区にある滝神社の中に流れ落ちている。
落差20〜25m程の段瀑で、細い流れだが、一筋になって水が流れ落ちる様子が美しい。

滝は境内にある行者堂の奥にあるのだが、お堂の辺りから見ると大きな崖のような岩に隠れて、僅かに上段部分の一部しか見ることができない。

しかし、お堂の奥の斜面を少し登って行くと、隠れていた全体の様子を見ることができ、その景観には、少しばかりの驚きがある。

小皆坂の滝は思っている以上に落差があり、「落差約20m」とも書かれているのだが、近くで見ると25mを超えているようにも感じられる。
また、奥まっていることもあるのか、岩陰に隠棲するように流れ落ちる様子には味わいがある。

それにしても、境内にある説明板によると「大きい方を雄滝、小さい方を雌滝」と呼ぶようなのだが、辺りにはこの他に滝らしいものは見られないようなので、雄滝・雌滝がよく分からない。

上段部分を雄滝、下段部分を雌滝と呼ぶのだろうかとも思うが、滝や行者堂付近には倒木があり、多くの落石も見られる。

小皆坂の滝は、今は流れが一筋だが、かつては滝を隠している崖のような大きな岩からも水が流れ落ちていて、行者堂のところからでも別の水の流れが見えていたのかもしれない。
古い資料などが分からないのではっきりとはしないが、そのようにも思ったりする。

台風や大雨などによって景観や地形が変わってしまうことはしばしばあるので、この小皆坂の滝も、その様な影響によって以前の様子とは違ってしまっているのかもしれない。

それでも、この小皆坂の滝は素晴らしく、印象に残る。
大きな岩を回り込んて、全体の様子が見えた時には、その様子が心に残る。

ところで、小皆坂の滝は滝神社の御神体でもある。
この滝なら最もなことだが、かつては滝行も行われていて、滝前にある行者小屋は、その名残になっている。

滝神社自体も、現在は荒れてはいるが、滝に劣らず立派なものである。
参道の入り口からは石段が組まれていて、石の常夜灯が両脇に建てられている。
少し上にある鳥居までの斜面も石組みで固められていて、鳥居を潜ったところにも石灯篭が建てられている。

鳥居から行者堂までの参道はまっすぐに延びていて、やはり石段が敷かれている。
また、参道の入り口には案内標識が立てられているが、この前の道は参道筋になっているように見える。

参道口の辺りから眺める正面の様子は広く開けていて、今では放棄田のようだが、参道口から左のところにも石垣が組まれているので、かつては立派な神社で、参道筋を行き交い、参拝する人も多かったのだろうと思う。

現在は、この石垣なども一部が崩れ、沢の様子も荒れた感じがするので、やはり自然災害などによって、滝の様子も変わってしまったのかもしれない。

しかし、周辺は自然がよく残っていて、この時も山道でアナグマに出会っている。


小皆坂の滝への交通・アクセス
さて、小皆坂の滝へは、自動車の場合、赤穂方面からだと国道373号線を北へ向かい、上郡町に入ってから「隈見橋東」の交差点を左折して千種川を渡る。

橋を渡るとすぐに「隈見橋西」の交差点があるので、ここを右へ曲がる。
この道は県道451号線で、しばらくはそのまま進んで行く。

やがて「岩木川」を渡る「こも池橋」があるが、この橋の手前から左へ入る道がある。
注意すると、この橋の手前、道路右側に「← 大鳥圭介・生誕の地 1.2km(多分0.2km) / 皆坂の滝 1.7km」の案内標識も立てられているので、これにも注意するとよい。

この分岐を左へ入っていくと道は細くなるが、舗装もされているので、特に問題はない。

しばらく進むと、左に「大鳥圭介生誕の地」と書かれた標柱や幟があり、ここが大鳥圭介の生家になっている。
大鳥圭介は幕末の幕臣で、歩兵隊長、陸軍隊長などを努めている。
明治維新後は教育や外交、政治などの分野で活躍しているが、生家を見ると、この様な所からよく隊長が出たものだと、少しばかり感慨深いものがある。

さて、ここを過ぎて少し走ると、小さな橋の手前に分岐がある。
ここは左の道へ入っていくが、少し入ったところに「← 皆坂の滝 1.5km」の案内標識があるので、ここを左折して少し行くと、獣除けのゲートがある。

このゲートには「滝神社・小皆坂の滝へ」書かれた案内板が掛けられているので、ここを開けて先に進んで行く。
但し、「必ず閉じる」とも注意書きされているので、ゲートを閉めることを忘れないように注意する。
ここまで、「隈見橋東」の交差点から15〜20分もあれば着く。

ゲートからの先の道も舗装されていて、しばらく進むと左側に案内板があり、ここから左の脇道に入っていく。
この分岐には「皆坂の滝 1.0km」との案内標識が立てられているが、こちら側からはよく見えず、「大鳥圭介生誕の地 0.6km」の標識の方が目に入ってくる。

この分岐を左へと進むが、半ば後戻りするように左へと入っていく。
ここからは舗装されていないが、特に荒れた様子の道ではない。

そのまま進んで行くと分岐があり、右に「← 皆坂の滝 0.8km」と書かれた案内標識が立てられている。
ここを左へ入っていくと滝神社への山道になるが、車止めがあるので、自動車はこの辺りの邪魔にならないようなところに駐車する。

車止めからは道なりに歩いて行けば滝神社の参道口に着くが、所々に倒木があったりはするが、特に歩きづらいことはない。

この道は近畿自然歩道にもなっていて、途中の竹林辺りは比較的整備されていて、開けた感じて気持ちがいい。
しかし、何年も放置・遺棄された車が二台ほど道の脇にあったのは心が痛む。

辺りの様子を楽しみながら歩いて行くと、車止めから15〜20分程で滝神社の参道口に着く。
参道口にある鳥居から行者堂が見えるので、すぐに行者堂の所に着く。
行者堂の辺りから上段部分を眺めることができるが、奥の斜面を少し上ると全体の様子が見える。

辺りは荒れた感じもするが、小皆坂の滝は素晴らしく、滝神社もかつての様子を偲ぶことができる。

尚、この滝の名前だが、滝神社境内の説明版や、ここに来るまでに設置されている獣除けゲート等には「小皆坂の滝」と書かれているのだが、道路などの案内標識には「皆坂の滝」と書かれている。
どちらの名称を使えばよいのか分からないので、ここでは両方の名前を併記している。

その他の写真
県道との分岐 小さな橋の手前にある分岐を左へ入った時の様子
▲県道との分岐・右に標識がある(ここを左へと進む) ▲小さな橋の手前にある分岐を左へ入った時の様子
途中にある獣除けのゲート 林道からの分岐
▲途中にある獣除けのゲート ▲林道からの分岐・左へ入っていく

林道途中の分岐 山道手前にある車止め
▲林道途中の分岐・右に案内標識がある(ここを左へ行くと滝神社への山道になる) ▲山道手前にある車止め
山道の様子 滝神社
▲山道の様子 ▲滝神社

神社にある説明板 行者堂と奥にかかる小皆坂の滝
▲神社にある説明板 ▲行者堂と奥にかかる小皆坂の滝
落ち口辺りの様子 この時であったアナグマ
▲落ち口辺りの様子 ▲この時であったアナグマ


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