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| ▲独鈷の滝・全景
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| 独鈷の滝の景観と印象
兵庫県丹波市にある「独鈷の滝」は、氷上町香良地区を流れる加古川の支流・香良川に流れ落ちている。 同地区にある岩瀧寺の寺内にあり、古くから信仰の対象にもなっている。 独鈷の滝は、落差17〜18m程の端正な滝で、滝前も開けているので清々しく、辺りも閑静なので落ち着いた感じを受ける。 ただ、付近は豪雨や台風の被害などによって、以前とは景観が異なってしまっている。 滝自体の様子はほとんど変わっていないようだが、周辺の斜面などは崩落してしまったようで、これを整備した後、滝前までは新たに遊歩道が造られている。 また、この時は上流側で堰堤工事も行われていて、水が濁っていたのも残念ではあった。 いずれは堰堤工事も終わり、澄んだ水を滝壺に湛えるだろうが、これまでにも、幾度となく自然災害などによって景観が変わってきているのだろうとも思う。 しかし、時折、以前とは全く違った景観になってしまっているような滝を見ることがあるが、これも仕方がないことで、今ある様子をそのまま愛でるのがよかろうかとも思う。 ところで、「独鈷の滝」とは珍しい名前だが、「独鈷」は「とっこ」、或いは「どっこ」とも読まれ、密教で用いる法具で、金剛杵の一種とされている。 その名前をもつ独鈷の滝については、概ね次のような言伝えが残されている。 『かつて香良の村の奥にある滝には大蛇が棲みついていて、村人たちを苦しめていたが、当時、京にいた弘法大師は「おまえの力で村の人たちを救ってあげなさい」との住吉大明神の夢見に従い丹波へとやってきた。 大師は三日三晩の間お経を唱え、その声は香良の村まで響き、村人たちもこれを聞いて、一緒にお経を唱えはじめた。 そして四日目の朝、大師は持っていた独鈷を大蛇めがけて投げつけると、大蛇は見る見るうちに小さくなり、滝つぼの中へ消えていった。』と、その様に伝えられている。 これが独鈷の滝の謂れで、その後、弘法大師は滝の近くに岩瀧寺を建てたとされている。 独鈷の滝への交通・アクセス さて、独鈷の滝は岩瀧寺の寺内にあるので、滝へは岩瀧寺を目指すことになる。 自動車の場合、北近畿豊岡自動車道・氷上インターからだと、インターを降りて左折し、県道7号線を「多可」方面へ向かう。 しばらく道なりに進んで行くと、道路左に「独鈷の滝 →」と書かれた大きな案内板が目に入る。 ここには信号機などはないが、よく目につく案内板なので、見落とすことはないと思う。 この分岐を右へ曲がると県道283号線で、あとは道なりに走って行けば、氷上インターから10〜15分程で岩龍寺に着く。 自動車は岩瀧寺の手前に駐車場があるので、そこに止めることができる。 また、駐車場のすぐ先には岩瀧寺の石柱が建てられていて、ここから先は岩瀧寺の境内になるが、境内に入ってからも駐車場(有料)がある。 尚、独鈷の滝は岩瀧寺内にあるので、そのまま境内へと入って行くことになるが、紅葉の時期のみ拝観料が必要になる。 独鈷の滝へは、そのまま道なりに歩いて行くと、獣除けのネットがあるので、これを開けて散策路へ入って行くが、ネットは開けた後、必ず閉めておくことを忘れないように注意する。 獣除けのネットを開けて川沿いに歩いて行くと2〜3分程、岩瀧寺手前の駐車場からでも、10分程で滝前に着く。 滝までの道はよく整備されていて歩きやすく、迷うようなこともない。 また、駐車場から歩いてくと、左に「瀧庵」の建物があるが、この向かいに橋が架かっている。 この橋を渡っていくと岩瀧寺山門を潜り、本堂のところに着く。 山門は小さいながらも立派な鐘楼門で、本堂も茅葺屋根になっている。 独鈷の滝は境内からも行くことができ、境内からだと300m、上流側にある「不二の滝」まででも400m程なので、参拝を兼ねて境内を散策してみるのもよい。 また、このふたつの滝は雌雄の滝としても捉えられていて、独鈷の滝は雄滝、不二の滝は雌滝と呼ばれることもある。 |
| その他の写真 |
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| ▲駐車場からすぐの岩瀧寺・参道口 | ▲付近にある案内図 |
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| ▲岩瀧寺・遠望 | ▲岩瀧寺・鐘楼門 |
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| ▲岩瀧寺・境内の様子 | ▲獣除けのゲート |
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| ▲滝手前の遊歩道の様子 | ▲独鈷の滝 |