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| ▲櫛羅の滝・滝前から
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| 櫛羅の滝の景観と印象
奈良県御所市にある「櫛羅(くじら)の滝」は、櫛羅地区を流れる安立川の上流部に流れ落ちている。 葛城山登山コースの途中にある滝で、落差は7~8m程だろうか。 水は荒い岩肌からひと筋になって流れ落ちているが、途中の岩によって、やや変化が付けられている。 信仰の滝でもあり、近くには不動尊の石仏が安置されていて、別名・不動滝とも呼ばれている。 登山口の手前には不動禅寺があるので、かつては滝行なども行われていたのかもしれない。 この時はなくなっていたが、付近にあった説明版によると、「この滝は昭和五十七年の災害により、滝つぼ等ほとんどが崩壊しましたが、その後平成元年に修復されたものです」と、書かれていた。 以前の景観とは違ったものになっているのだろうが、この時も、辺りの様子はやや荒れた様子が残っていたので、それ以後にも災害があって、それを修復した様子だった。 説明版がなくなっているのも、その災害によるものだろう。 しかし、滝はやや離れていても遠望することができ、滝周辺もよく開けている。 ところで、「櫛羅の滝」とは変わった名前だが、付近にあった説明版には、「弘法大師がこの地を訪れ、天竺のクジラの滝によく似ているので、供尸羅(クジラ)と名付けた。 この供尸という字は「供に屍」と書くのでよくないと言って領主の永井信濃守が供尸の二字を櫛と改めたという」とも記されていた。 もっとものようだが、空海は天竺までは行っていないので、これは後から付けられたのだろう。 付近には、式内社である鴨山口神社があるが、そこにある由緒書によると、「クシラ」は「クシヒト」の転訓であるとしている。 古の昔、「この地に猿田彦大神が顕われ、このような霊異地は珍しく、照輝くこと日・月のごとく、すなわち天照大御神が降り給いて鎮座云々」と記されていて、「この地を俱尸羅と申すも、天照大御神のごとく奇異に現れ給ひしよりの名なりとされ」と続いている。 「櫛羅」の名前は、おそらくその様な事からだと思うが、「クシヒト(御霊、或いは奇人)」などが転化したものだろう。 また、「クシ・クシラ」は急斜面を意味する古語とも言われているので、その様な地形的な事もあるのかもしれない。 随分横道にそれてしまったが、「櫛羅の滝」の名前も、この地の名前などから付けられているのだろう。 この滝は、「別名・不動滝、尼ヶ滝とも呼ばれている」と説明版に記されていたが、元はその様に呼ばれていて、後に地名が名前になったようにも思ったりする。 また、更に蛇足だが、永井信濃守は江戸時代初期の大名だが、「供尸羅」を「櫛羅」に改めたのは、おそらくその通りなのだろう。 櫛羅の滝への交通・アクセス さて、櫛羅の滝へは、「葛城山ロープウェイ」を目指すことになるが、自動車の場合、京奈和自動車道・御所インターからだと、インターを降りた先の交差点を右折して「御所市街」方面へ向かう。 道なりに走って行くと、葛城川を越えた先に「栄町」の交差点があるので、ここを右折する。 右折して300mほど進むと、信号機のある交差点があるので、この交差点を左折する。 左折してからJRの踏切を越えると「東松本」の交差点があるので、ここを左折する。 しばらく行くと「御所駅南」の交差点があるので、ここを右折するが、交差点の手前に「葛城山登山口・県道213号線 →」の案内標識があるので、それにも注意するとよい。 道なりに走って行くと、「← 2.1km 葛城山ロープウェイ」の案内標識があるので、その先の交差点を「五条」方面へ向かって左折する。 左折すると、すぐに「櫛羅」の交差点があり、手前に「葛城山ロープウェイ 2km →」の案内標識もある。 この「櫛羅」の交差点を右折して、あとは道なりに走って行くと、御所インターから15分程で、登山口手前の駐車場に着く。 但し、この駐車場は有料なので、料金などについては要確認。 駐車場からは、そのまま道なりに歩いて行くと、不動禅寺の前を通り、登山道の入り口がある。 ここには獣除けのゲートがあるので、開けた後は、必ず閉めておくことを忘れないように注意する。 また、このゲートに案内マップがあるので、滝へは、それを参考にして「櫛羅の滝コース」を進むようにする。 ゲートから先は所謂山道になっているが、道はよく整備されていて、歩きやすい。 途中の分岐にも案内板が設置されているので、ここからも「櫛羅の滝コース」を進むようにする。 すぐに堰堤があり、堰堤の上は広い砂州のようになっていて、そのまま歩いて行くとすぐに滝の案内板がある。 ここまで、駐車場から15分程度、登山入り口からだと10分程度で、滝は案内板辺りからでも遠望できる。 |
| その他の写真 |
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| ▲登山道入り口にあるゲート | ▲ゲートにある案内図 |
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| ▲ゲートからの山道 | ▲分岐にある案内板・「櫛羅の滝コース」へ |
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| ▲山道途中の様子 | ▲登山道分岐からの遠望 |
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| ▲櫛羅の滝・全景 | ▲下流側の様子 |