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| ▲桃尾の滝
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| 桃尾の滝の景観と印象
奈良県天理市にある「桃尾の滝」は、滝本町地区を流れる布留川の枝沢に流れ落ちている。 ひと目見て信仰の滝であることが分かる滝で、落差は15m程だろうか。 しかし、近くにある説明版によると、23m程の落差があると書かれているので、落ち口の更に上にも、上段部分の滝があるのかもしれない。 全体に端正な滝だが、下方部分の岩が突出しているので、水が流れ落ちる様子にも少し変化がある。 また、はっきりとした滝壺は見られないが、行場にもなっていた様子を窺うことができる。 ところで、「桃尾の滝」は「ももおのたき」と読まれるようだが、綺麗な名前が付けられている。 その由来は分からないが、かつての地名などから付けられた名前なのだろうか。 古くは「布留(ふる)の滝」と呼ばれていたようで、「古今和歌集」にある後嵯峨天皇や僧正遍昭などの和歌に見られることから、随分古くから知られていた滝であることが分かる。 滝前はよく開けていて、管理・整備も行き届いているので、気持ちがいい。 滝の中程には不動尊の石仏が安置されているが、滝近くにも幾つかの石仏が安置されている。 これらの石仏は、鎌倉時代中期の不動三尊磨崖仏や、南北朝時代前期の如意輪観音と不動三尊の石仏などで、古くから多くの信仰を集めていたこともよく分かる。 桃尾の滝から更に登った場所には大親寺があるが、かつては龍福寺として興隆を極め、16坊舎を有する大伽藍と、この滝も境内の一部になっていたようである。 また、滝は行場として利用されていたと言われているほか、付近にある石上神宮の元宮であったとの伝承も伝えられている。 更に、滝横には日蓮宗の題目が彫られた大きな石柱が建てられていて、ひときわ目を引いている。 竜福寺は真言密教の寺院なので、題目が彫られた石柱があるということは、何か謂れがあってのことなのだろう。 宗派の変遷などもあったかもしれないが、いずれにしても、桃尾の滝は美しい滝でもあり、多くの人たちからの信仰を集めていたのだろう。 桃尾の滝への交通・アクセス さて、桃尾の滝へは、自動車の場合、西名阪自動車道・天理インターからだと、インターを降りて国道169号線を南へ進む。 やや遠回りにはなるが、そのまま「勾田町」の交差点まで進み、この交差点を左折して国道25号に入る。 しばらく道なりに走って行くと、道路左に「← 桃尾の滝」と書かれた案内標識と、「桃尾滝」と彫られた大きな石碑がある。 滝へは、この分岐を左折して、あとは道なりに進んで行くと、道路右側に駐車場があるので、自動車はここに止めることができる。 ここまで天理インターから15~20分程で、国道を左折してからの道は細くなるが、舗装もされているので問題はない。 駐車場付近には休憩所やトイレも設置されているので、すぐに分かる。 滝は駐車場のすぐ奥で、付近からでも遠望できるほか、周辺は閑静で、ゆっくりと過ごすことができる。 また、龍福寺跡にもなる大親寺は、ここから500m程の所にあるので、時間があれば寄ってみるのもよい。 |
| その他の写真 |
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| ▲付近にある説明板 | ▲桃尾の滝・遠望 |
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| ▲滝前からの様子 | ▲付近にある石上神宮 |