奈良県天理市滝本町にある「桃尾の滝」

桃尾の滝  天理市滝本町

桃尾の滝
桃尾の滝
落ち口の様子 桃尾の滝・全景
▲落ち口の様子 ▲桃尾の滝・全景
左からの眺め 祠辺りからの様子
▲左からの眺め ▲祠辺りからの様子
桃尾の滝
奈良県天理市にある「桃尾の滝」は、滝本町地区を流れる布留川の枝沢に流れ落ちている信仰の滝で、近くには多くの石仏などが見られる

●景観と印象

住所
奈良県天理市滝本町

落差
落差 15m程度

交通
自動車の場合、西名阪自動車道・天理インターからだと、インターを降りて国道169号線を南へ進み、「勾田町」の交差点を左折して国道25号に入る。
しばらく道なりに走って行くと、道路左に「← 桃尾の滝」と書かれた案内標識があるので、この分岐を左へ入る。
あとは、道なりに走って行くと道路右に駐車場がある。

天理インターからだと15~20分程で、休憩所やトイレも設置されている。

電車やバスの場合、近鉄天理線・天理駅やJR桜井線・天理駅からだと、奈良交通バス「天理駅」バス停から「上滝本」バス停まで15分ほど乗車する。
そこから徒歩5分ほどで駐車場に着く。
但し、バスの運行や路線などについては要確認。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
桃尾の滝の景観と印象
奈良県天理市にある「桃尾の滝」は、滝本町地区を流れる布留川の枝沢に流れ落ちている。

ひと目見て信仰の滝であることが分かる滝で、落差は15m程だろうか。
しかし、近くにある説明版によると、23m程の落差があると書かれているので、落ち口の更に上にも、上段部分の滝があるのかもしれない。

全体に端正な滝だが、下方部分の岩が突出しているので、水が流れ落ちる様子にも少し変化がある。
また、はっきりとした滝壺は見られないが、行場にもなっていた様子を窺うことができる。

ところで、「桃尾の滝」は「ももおのたき」と読まれるようだが、綺麗な名前が付けられている。
その由来は分からないが、かつての地名などから付けられた名前なのだろうか。

古くは「布留(ふる)の滝」と呼ばれていたようで、「古今和歌集」にある後嵯峨天皇や僧正遍昭などの和歌に見られることから、随分古くから知られていた滝であることが分かる。

滝前はよく開けていて、管理・整備も行き届いているので、気持ちがいい。

滝の中程には不動尊の石仏が安置されているが、滝近くにも幾つかの石仏が安置されている。

これらの石仏は、鎌倉時代中期の不動三尊磨崖仏や、南北朝時代前期の如意輪観音と不動三尊の石仏などで、古くから多くの信仰を集めていたこともよく分かる。

桃尾の滝から更に登った場所には大親寺があるが、かつては龍福寺として興隆を極め、16坊舎を有する大伽藍と、この滝も境内の一部になっていたようである。

また、滝は行場として利用されていたと言われているほか、付近にある石上神宮の元宮であったとの伝承も伝えられている。

更に、滝横には日蓮宗の題目が彫られた大きな石柱が建てられていて、ひときわ目を引いている。
竜福寺は真言密教の寺院なので、題目が彫られた石柱があるということは、何か謂れがあってのことなのだろう。

宗派の変遷などもあったかもしれないが、いずれにしても、桃尾の滝は美しい滝でもあり、多くの人たちからの信仰を集めていたのだろう。


桃尾の滝への交通・アクセス
さて、桃尾の滝へは、自動車の場合、西名阪自動車道・天理インターからだと、インターを降りて国道169号線を南へ進む。

やや遠回りにはなるが、そのまま「勾田町」の交差点まで進み、この交差点を左折して国道25号に入る。

しばらく道なりに走って行くと、道路左に「← 桃尾の滝」と書かれた案内標識と、「桃尾滝」と彫られた大きな石碑がある。

滝へは、この分岐を左折して、あとは道なりに進んで行くと、道路右側に駐車場があるので、自動車はここに止めることができる。

ここまで天理インターから15~20分程で、国道を左折してからの道は細くなるが、舗装もされているので問題はない。
駐車場付近には休憩所やトイレも設置されているので、すぐに分かる。

滝は駐車場のすぐ奥で、付近からでも遠望できるほか、周辺は閑静で、ゆっくりと過ごすことができる。

また、龍福寺跡にもなる大親寺は、ここから500m程の所にあるので、時間があれば寄ってみるのもよい。

その他の写真
付近にある説明板 桃尾の滝・遠望
▲付近にある説明板 ▲桃尾の滝・遠望
滝前からの様子 付近にある石上神宮
▲滝前からの様子 ▲付近にある石上神宮


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