奈良県宇陀市室生三本松にある「鎌倉の滝」

鎌倉の滝  宇陀市室生三本松

鎌倉の滝
▲鎌倉の滝
やや右からの眺め 鎌倉の滝・全景
▲やや右からの眺め ▲鎌倉の滝・全景
鎌倉の滝・遠望 滝前から
▲鎌倉の滝・遠望 ▲滝前から
鎌倉の滝
奈良県宇陀市にある「鎌倉の滝」は、小さいながらも端正な滝で、室生三本松地区を流れる宇陀川支流の仮屋川に流れ落ちている

●景観と印象

住所
奈良県宇陀市室生三本松

落差
落差 5m程度

交通
自動車の場合、近鉄大阪線「三本松」駅付近からだと、国道165号線や「やまなみロード」を経由して、駐車場まで10分程度。

電車などの場合、最寄り駅は近鉄大阪線「三本松」駅になるが、そこからはタクシーなどの利用になる。
但し、バスの運行などについては未確認。

いずれの場合も、駐車場から15~20分程度で滝前に着く。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
鎌倉の滝の景観と印象
奈良県宇陀市にある「鎌倉の滝」は、室生三本松地区を流れる宇陀川支流の仮屋川に流れ落ちている。
同地区には「青葉の滝」もあるが、どちらも様子が違っていておもしろい。

鎌倉の滝は落差5m程の直瀑だが、粗い岩肌なので、水が落ちる様子には変化がある。
また、大きい滝ではないが、滝前が開けているので清々しい滝でもある。

鎌倉の滝は林道を少し降りて来れば遠望できるが、遠目で見ても趣がある。
奥まったところにあるが、苔が生えた岩や滝までの沢の様子にも風情があり、奥行きも感じられる。

また、滝の右側の岩肌には不動尊らしい石仏が彫られているので、信仰の滝であることも分かる。
滝の前には人工的な石組みのような跡や石板なども見られるので、ここには祭壇のようなものや祠などが建てられていたのかもしれない。

滝壺の広さなどを見ても、かつては行場の滝にもなっていたのだろう。
今は林道が脇に通っているが、かつては寂しいところでもあり、修行の場として厳しいところであったのかもしれない。

ところで、「鎌倉の滝」とは珍しい名前だが、鎌倉時代に第五代執権・北条時頼がこの地を訪れたことが由来と言われている。

当時は執権のことを「鎌倉様」などと呼んでいたのだろうと思ったりするが、その時代にこのようなところに執権が訪れることなどは稀有なことだろうから、周辺の人たちはさぞかし驚いたことだろう。

それ以来、この滝のことを「鎌倉の滝」と呼んでいるのだろうが、執権・時頼もきっとこの滝を愛でたことであろうと思う。


鎌倉の滝への交通・アクセス
さて、鎌倉の滝へは、自動車の場合、近鉄大阪線・三本松駅付近などを目指せば分かりやすい。
自動車で、国道165号線を榛原方面から三本松方面へ向かって走っていくと、「室生寺入口」の交差点がある。
ここを過ぎてしばらくすると、「やまなみロード・室生寺 →」と書かれた道路標識があり、その先はやまなみロードの高架が通っている。

高架を潜ってすぐの分岐を右へ曲がると、後戻りするように道が伸びていて、その先は突き当りになっている。

この突き当りの交差点を「名阪国道・小倉IC」の方へ向かって右折する。
右折した道は「やまなみロード」で、しばらくは道なりに走っていく。

やがて、仮屋川を渡る「横谷橋」があり、その橋を渡った先に右への分岐がある。
道路左には、小さいながらも「三本松 →」との案内標識が立てられているので、それにも注意するとよい。

ここを右へ曲がると、半ば後戻りするようになるが、少し行くと右へ下る脇道がある。
ここまで、国道の分岐から5~6分程で、脇道との分岐には「元三(鎌倉)」の案内標識が立てられているので、ここを右の道に入っていく。

また、先ほどの国道との分岐をそのまま進むと、道路左にカーブミラーが縦にふたつ設置されているところがある。
ここから、道が後戻りするような上り坂があるが、この道は旧初瀬街道で、この道を進んで行っても同じところに着く。

ただ、こちらの道は細くて走りづらいこともあるので、やまなみロードからの方が分かりやすいように思う。
また、旧初瀬街道を通っても、時間は同じほどかかる。

ところで、右の道を入っていくと、ほどなく墓地があるが、自動車はこの手前に駐車することができる。

ここからは墓地の前の道を歩いて行くが、道は舗装されているが、半ば地道のようになところもある。
しかし、はっきりとしている道で、時折整備もされているようで、歩きやすい。

道なりに歩いて行くと、やがて小さな橋を渡って林道になる。
林道に入ってしばらく行くと、左側に「鎌倉の滝」と書かれた写真表示の案内板がある。

鎌倉の滝へは、ここから脇道に入っていくが、この案内板は、この時には倒れていて、岩陰になっていたこともあり、見落としてしまい、やや行き過ぎてしまった。
行き過ぎた辺りは、左の斜面の様子が倒木などで荒れているので、そのような様子があれば行き過ぎている。

滝へは、案内板のところから斜面を降りていくが、道は所謂山道といった感じだが、距離も短くはっきりとしているので特に問題はない。

沢へ降りると対岸に渡らなければならないが、対岸に渡ると鎌倉の滝を遠望できる。
ただ、沢は岩伝いに渡渉することができるが、水量が多い時には長靴などが必要かもしれない。
渡渉してしまえば滝前まではすぐで、辺りは開けているので気持ちがいい。

駐車場から滝前まで15~20分程度で、林道を含め、道は整備されていて歩きやすい。

その他の写真
「元三(鎌倉)」の分岐 逆方向から見た「元三(鎌倉)」の分岐
▲「元三(鎌倉)」の分岐 ▲逆方向から見た「元三(鎌倉)」の分岐
駐車場付近の様子 駐車場からの道の様子
▲駐車場付近の様子 ▲駐車場からの道の様子(反対方向から見ている)

林道手前にある橋 案内板付近の様子
▲林道手前にある橋 ▲案内板付近の様子
案内板からの降り口の様子 鎌倉の滝と周辺の様子
▲案内板からの降り口の様子 ▲鎌倉の滝と周辺の様子


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