奈良県宇陀市室生竜口にある「龍口大滝」

龍口大滝  宇陀市室生竜口

龍口大滝
▲龍口大滝
右に流れ落ちる俱呂滝 左に流れる陀羅滝
▲右に流れ落ちる俱呂滝 ▲左に流れる陀羅滝
陀羅滝・部分 俱呂滝・部分
▲陀羅滝・部分 ▲俱呂滝・部分
龍口大滝 (りゅうぐちおおたき)
奈良県宇陀市にある「龍口大滝」は、ふたつの滝がひとつになり、室生龍口地区を流れる阿清水川の支流に流れ落ちている

●景観と印象

住所
奈良県宇陀市室生竜口

落差
落差 30m程度

交通
電車やバスの場合、近鉄大阪線・赤目口駅付近の名張市コミュニティバス・「井手」バス停から「大和龍口」バス停まで25~30分ほど乗車する。
但し、バスの運行などについては要確認。

自動車の場合、桜井方面からだと、国道165号線の「道の駅・宇陀路室生」の先に「竜口」への分岐があるので、ここを右折してしばらく進む。
やがて「若宮橋」バス停があるので、この分岐を右折して、少し先の橋のある交差点を左折する。
あとは、そのまま進むと「大和龍口」バス停へ着く。

いずれの場合も、「大和龍口」バス停から獣除けのゲートへ向かい、そこから40~45分程で龍口大滝に着く。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
龍口大滝の景観と印象
奈良県宇陀市にある「龍口大滝」は、室生龍口地区を流れる阿清水川の支流に流れ落ちている。
ふた筋の落差のある流れがひとつになり、下流側にある滑滝へと続いているが、その景観には感嘆する。

左の滝を「陀羅滝」、右の滝を「俱呂滝」と言うそうだが、両方の滝がひとつになる景観は格別のものがある。

陀羅滝は落差25m程とされているが、龍口大滝として見れば、落差は30mを超えている。

右に流れ落ちる俱呂滝も落差は15m程だが、ここから見ると二段から三段の段瀑のようで、落差も20mは超えているように見える。

また、陀羅滝は、水がゆっくりと岩肌を流れ落ちているように見えるが、一方の俱呂滝は力強い流れが感じられる。
この趣の違う滝が滝下ではひとつになり、大きな岩肌を緩やかに水が流れ落ちている。

ふた筋の滝を一目で見ることができる機会は時折あるが、この龍口大滝は強く印象に残る。
滝前は開けているので清々しく、奥行きのある景観も美しい。

龍口大滝までは、沢を渡り、やや歩きづらい道を通ってこなければならないが、この滝を見た時には感動する。

すぐ下にある滑滝を登り切ってから目に飛び込む景観は素晴らしく、しばし時を忘れてしまうほどである。

その滑滝にも趣があり、落差は5m程だが、緩やかな段瀑で、それぞれに滝壺をもっている。
上段部の滝壺は大きくないが、甌穴のようになっていておもしろい。

この滑滝の前からでは大滝を見ることができないが、ここまでを「龍口大滝」と呼んでもいいようにも思われる。

いずれにして龍口大滝は見事な滝で、落差だけでなく、奥行きもあって心に残る。


龍口大滝への交通・アクセス
さて、龍口大滝へは、山道の入り口付近となる室生龍口地区の「大和龍口」バス停か竜口地区の「数寄屋橋」を目指すことになる。

電車の場合、最寄り駅は「近鉄大阪線・三本松駅か赤目口駅」になるが、赤目口駅からだと、国道165号線にある名張市コミュニティバス(錦生コミュニティバス)の「井手」バス停まで行き、そこからバスで「大和龍口」バス停へ向かう。

赤目口駅から井手バス停まで徒歩15分程で、井手バス停から大和龍口バス停まで25~30分ほど乗車する。
但し、バスの運行などについては要確認。

自動車の場合、桜井方面からだと、国道165号線から室生方面へ向かう。

榛原を過ぎて三本松の手前に「道の駅・宇陀路室生」があるが、この辺りでは、国道は宇陀川沿いに続いている。
道の駅を過ぎてしばらく走ると、「竜口」への分岐がある。
ここは三差路で、交差点には「竜口 →」の道路標識があるので、この分岐を右折する。

幅の狭い橋を渡って、あとはそのまま道なりに進んで行くが、分岐からの道は狭いが特に走りづらいことはなく、10分ほど走ると「若宮橋」バス停がある。
ここは分岐になっていて、右側にはバスの待合所も建てられているので見落とすことはないと思う。

このバス停のところを右折するとすぐに小さな橋が架かっているので、そのまま右折して進んで行く。

少し行くと交差点があり、左右から広い道路が交差している。
この交差点を左に曲がり、橋を渡る。
よく見ると、右のガードレールのところに「西谷 →/ ← 赤目滝」の案内板があるが、目につきにくい。

左折して橋を渡ってからそのまま道なりに進むと、集落が見えてくる。
更に進むと、やがて「大和龍口」バス停に着き、その先に「数寄屋橋」がある。

自動車は、バス停の向かいがやや広くなっているので、その辺りに止めることができるが、ここはバスの転回所にもなっていると思うので、邪魔にならないように注意する必要がある。

ここまで、「若宮橋」バス停から4~5分程度で、国道から右折してからだと15分程度。
また、国道からは、道の駅を過ぎてから最初の信号機のある交差点を右折しても竜口方面へ行くことができるが、道は分かりづらい。

さて、ここからが竜口大滝への道となるが、バス停からすぐ先、数寄屋橋の手前にある脇道に入っていくと、5分程で獣除けのゲートがある。

このゲートからは山道になるが、全体に歩きづらく、所々に倒木や間伐材などが倒れている。
しかし、道ははっきりとしていて、渓流を左に見て続いているので迷うようなことはない。

ゲートからすぐの所に堰堤があるが、これを越して、しばらくそのまま山道を進んで行く。

ゲートから20分ほど歩くと、落石が道を塞ぐような所に着くが、この先に沢へ降りる分岐がある。
この分岐の辺りには、左に杉の木が並んで見えていて、右手には赤いテープが目印としてある。
少し分かりづらいが、それらに注意しながら進むようにする。

分岐には左に沢へと降りる脇道があるので、左に逸れて、その脇道を下っていく。

ここまで、間伐材が多くやや歩きづらいが、草が繁茂しているところなどもあるので、あまり人が来ないのかもしれない。

脇道に入る分岐から沢までは少し距離があるが、ここから下っていくと、左手になだらかな滝が流れているのが見える。

その辺りからだと、沢近くの木にも赤いテープが巻かれているのが見えるので、それを目印にして沢へ降りるようにするが、赤いテープの辺りから、右へ向かって踏みあと程度の道があるので、そちらへ進む。

この道も間伐材が多くて歩きづらいが、次第に沢近くになっていく。
沢近くになると、樹木に赤いテープが巻かれているので、それを目当てに沢へ降りる。

沢伝いに少し登っていくと、先へは進めなくなるので、赤いテープの目印のある辺りから渡渉してもよい。

いずれにしても沢を渡らなければならないが、沢は岩伝いに渡ることができる。
しかし、水量が多いと、長靴などが必要になるかもしれない。

沢を渡り、道らしいところを上っていくと、やや難所もあるが、どうにか先へ進むことができる。
途中に大きな岩があるが、この辺りから右奥に滝らしいものを感じさせる景観が眺められ、岩を登り、少し進むと滑滝が見える。

この滑滝は龍口大滝の下流にあたるところで、この滝を登り切れば大滝の前に出る。
対岸には樹木に赤いテープが巻かれているので、滝手前から沢を渡って、滑滝の右側の岩肌を登っていく。

この岩肌は階段状のようになっているので 見た目よりは登りやすい。
但し、足元には注意する必要がある。

滑滝を越えると大滝が目に入るが、ゲートからここまで、倒木や間伐材のある歩きづらい道を40~45分程は歩く。
しかし、ふたつの滝が一度に目に入る光景は素晴らしい。

ところで、この谷には大滝までの間に龍口不動滝も流れ落ちている。
この不動滝へも、山道の途中から脇道に入っていくようなのだが、この時は分岐の場所が分からなかった。

また、大滝へ向かう脇道を下ると、沢近くに左へ伸びる山道のようなものがあるので、大滝から戻って来たときに、そちらへも向かってみたが、結局は崖のようになってしまい、先に進むことができなかった。
多分、不動滝の上辺りだと思うのだが、確認することはできなかった。

その他の写真
数寄屋橋の様子 獣除けのゲート
▲数寄屋橋の様子(この橋の手前・画面右端の道へ進む) ▲獣除けのゲート
山道の様子 山道の様子・倒木や間伐材が多い
▲山道の様子 ▲山道の様子・倒木や間伐材が多い

分岐手前の山道の様子 落石のある所の先に分岐がある
▲分岐手前の山道の様子 ▲落石のある所の先に分岐がある
沢へ降りる分岐 分岐から少し下った辺り
▲沢へ降りる分岐・ここを左の脇道に進む ▲分岐から少し下った辺り

赤いテープの所から延びる山道の様子 落石のある所の先に分岐がある
▲赤いテープの所から延びる山道の様子 ▲間伐材の多い山道を進むと沢近くに出る・赤いテープが見える
滑滝手前にある大きな岩 上から見る滑滝
▲滑滝手前にある大きな岩 ▲上から見る滑滝・この先に龍口大滝がある


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