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| ▲歌仙の滝・主瀑
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| 歌仙の滝の景観と印象
今治市菊間町にある「歌仙の滝」は、松尾地区を流れる菊間川の支流に流れ落ちている。 付近は「歌仙の滝公園」として整備されていて、遊歩道も滝前まで延びているので、滝の間近まで容易に行くことができる。 歌仙の滝は幾段もの段瀑になっているが、主瀑ともなる上段の滝の落差は7〜8m程だろうか。 それほど大きくはないが、滝壺も見られ、広くもあるので落ち着いた感じを受ける。 ここから下へと幾段もの段瀑が続くが、公園入口にある説明版によると、「高さ67m、幅は48m」と記されている。 確かに、上段部分から見下ろしてみると、ずっと流れは続いている。 下の遊歩道から見上げてもかなりの落差があり、奥行きも感じられるので、それ程の落差があるのかもしれない。 また、歌仙の滝は信仰の対象にもなっていて、滝近くには、近代に建立された観音像や松山藩四代藩主・松平定直公建立の観音像も見られるほか、付近には立派な観音堂も建てられている。 毎年、春の彼岸の日には滝祭りも執り行われているそうで、地域でも大切にされていることがよく分かる。 ところで、どうでもよいことのように思うが、歌仙の滝公園にある説明板・公園の由来によると、「松山藩の第四代藩主・松平定直が、全長36間(およそ65m程)の滝を三十六歌仙になぞらえて名づけたと伝えられる「歌仙の滝」には観音滝(新滝)と「霧合の滝(小滝)」の二つの趣の異なる滝があり…」と書かれている。 これを読むと、「歌仙の滝」は、この滝(観音滝)と上流側の霧合の滝の総称のようで、「上の滝」や「下の滝」、「雄滝」や「雌滝」などがあるようにも追われる。 しかし、この観音滝から霧合の滝までの長さは36間どころでなく、霧合の滝からだと、恐らく全長は200mを超えるはずで、説明板の記述はよく理解できない。 また、「歌仙の滝」とは響きのよい名前だが、近くにある瓦屋根のある大きな木製の説明板には「…2段に屈折し、中程に滝壺があり、小屈折を含めれば36曲あるため、36歌仙にちなんで歌仙の滝という」と書かれていて、どちらが名前の由縁なのかもはっきりしない。 この瓦屋根のある説明板には、「岩上にも石造観音像を安置しており、この観音像は、滝見観音とも呼ばれ大正期の作で、松山藩の第四代藩主・松平定直公の建立された滝見観音は、観音堂の正面石段の登りきった右側に安置されています」とも書かれている。 これを察すると、無名であったこの滝を松平定直公が愛で、上流の霧合の滝と同じように、観音像を建立したのだろうことは分かるので、その頃は「観音滝」とも呼ばれていたのかもしれない。 ただ、霧合の滝も(近くに観音像があることから)「観音滝」と呼ばれていたようにも思うので、新たにこの滝を「歌仙の滝」、上流の滝を「霧合の滝」と呼ぶようになったように思ったりする。 霧合の滝についても、歌仙の滝公園にある公園の由来には「小滝」、瓦屋根の説明板では「古滝」と異なった表記が見られるが、おそらく「古滝」が本当なのだろう。(霧合の滝前の霧合滝観音の説明板には「古滝」と記されている) 松平定直公が観音像を建立したことによって、「観音滝」では混同してしまうので、当時は歌仙の滝を「新滝」、霧合の滝を「古滝」と呼んでいたようにも思う。 それらが、いつの頃か「歌仙」、「霧合」の名前が定着して、現在はそれぞれに呼ばれているのだろうと考えたりする。 しかし、いずれにしても歌仙の滝は見応えのする滝で、その名前も響きがよく、趣がある。 歌仙の滝への交通・アクセス さて、歌仙の滝へは県道164号線沿いにあるので、松山方面から国道196号線を利用して海岸沿いに走ってくる場合、「菊間町」の交差点を右折する。 しばらく行くと突き当りになるので、ここは左折して、すぐに次の三差路を右折する。 右折した道が県道164号線なので、あとは道なりに走って行く。 国道を右折してからは、道幅の狭い旧市街のようなところを通るので、運転には注意して走って行くようにするが、JRの踏切を越えて菊間川沿いに走るようになると道幅も広くなり、やがて山へ向かうようになる。 (「菊間町」の交差点からひとつ先の交差点を右折しても菊間川沿いに走るようになるので、どちらでもよい) そのまま進んで行くと、大きく道が左へ曲がるところに、「← テレビ塔・霧合の滝・歌仙の滝・玉川」の案内板があり、「←0.3km 歌仙公園・霧合の滝 1.0km」の案内板も立てられている。 ここから少しばかり進んで行くと、道路が右へ曲がるところに歌仙公園の入り口があり、案内図なども設置されている。 ここまで、「菊間町」の交差点から10分程度で、自動車はここに駐車場があるので止めることができる。 滝へは、案内板のあるところからよく整備された遊歩道が延びているので、そのまま歩いて行くと、5〜10分程で滝前に着く。 また、ここから少し進むと霧合の滝があるが、そこから更に進むと、道が大きく右へ曲がるところに、「← 歌仙の滝 」の案内板が左側に立てられている。 案内板のある入り口は舗装されているのすぐに分かるが、この道は自動車は進入禁止になっているので、自動車はこの向いが広くなっているので駐車することができる。 この上流側の入り口からだと、竹林の中の整備された遊歩道を歩いて行くと、2〜3分ほどで観音堂に付き、その奥に歌仙の滝の上段部分を見ることができる。 こちらの道は近くなるが、できれば下流側からの遊歩道を登って行って、下流側の様子などを眺めながら歩いて行く方が、滝全体の様子はよく分かる。 尚、歌仙の滝へ、松山方面から国道317号線を利用する場合だと、今治方面へ向かい、しばらくは道なりに走って行く。 やがて道路右側に玉川湖が見えるが、「天神橋」を渡ったところに「← 県道17号線 北条・菊間」の案内標識があるので、この分岐を左折して、県道17号線へ進む。 左折してから道なりに走って行くと、途中で県道164号線との分岐があるので、ここは直進して、県道164号線の方へ進む。 あとは道なりに走って行くと、歌仙の滝の上流側入り口があり、更に進むと霧合の滝があり、その先に歌仙の滝公園の入り口がある。 国道317号線からの分岐から上流側の入り口まで15〜20分程度で、この入り口からだと、竹林の様子などを楽しみながら歩いて行くと、2〜3分程で観音堂に所に着く。 |
| その他の写真 |
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| ▲歌仙公園の入り口 | ▲入り口にある案内図 |
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| ▲滝付近にある観音堂・裏に上段の滝がある | ▲観音堂付近・駐車場からだと画面左から上ってくる |
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| ▲上流側の入り口・画面左に入り口がある | ▲上流側の入り口からの遊歩道の様子 |
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| ▲公園入口の説明板 | ▲屋根付きの説明板 |