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| ▲百々の滝
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| 百々の滝の景観と印象
徳島県美馬市穴吹町にある「百々の滝(どんどのたき)」は、三島三谷地区を流れる明連川の支流に流れ落ちている。 落差5〜6m程の小ぶりな滝だが、広い滝壺をもっていて、滝前も開けていて清々しい。 落ち口も広く、凹凸のある岩肌を幾筋にもなって水が流れる様子にも趣がある。 滝壺からの水は下段の滝というべき流れをつくっているが、やや下流側では滑滝のような斜瀑も見られる。 その先は淵のようになっているが、その辺りの景観にも味わいがある。 滝前を横切ると広場になっていて休憩所も建てられているが、残念ながら、建物はあまり整備されていないように見える。 ここには水道施設や照明施設なども設置されているので、以前に観光スポットなどとして整備されたようで、休憩所近くにある説明版にも、その様な旨が書かれている。 その説明版によると、元禄十五年(1702年)に滝の名前が見られ、当時の検地帳には「三谷村百々下」と記されているらしい。 また、「落差三間、碧潭三十畳」とあるので、滝壺は今よりも広かったのだろう。 続いて、「水量豊かなな懸瀑の響きはドンドンと山狭に谺し、其の名、百々の滝とは実に宜なる哉」とも書かれているので、「百々」の名前はその響きから付けられたことも分かる。 更に、「ここには七つの頭をもつ大蛇が棲んでいて、ある日照りの年に、滝前で竜神に雨乞いの祈祷を行ったところ、供えてあった酒樽が突然水中に引き込まれ、たちまちの内に大雨が降った」と、概ねそのような事も記されている。 休憩所の近くには小さな祠があるが、ここは水神などを祀ったものかもしれず、この滝が古くから信仰の場になっていることも窺うことができる。 また、説明版には、「滝壺から一段下の巨岩には下駄の歯形と見える跡がついているが、これは武蔵坊弁慶が付けたもの」との、おもしろい逸話も記されている。 いずれにしても、百々の滝は味わい深く、趣のある景観とともに、古くから地域の人たちから大切にされてきた滝であることが分かる。 最近は訪れる人は少ないようだが、ここに来るまでの道も、よく整備されていたことが窺えるので、これからも時折は整備され、味わいのある景観を残していくのだろう。 百々の滝への交通・アクセス さて、百々の滝へは、自動車の場合、徳島自動車道・脇町インターからだと、インターを降りて右折し、国道193号線を「穴吹」方面へ向かう。 右折してから道なりに進んで行き、吉野川を越えた先の交差点を右折して、「三好市」方面へ向かう国道192号線へ進む。 そのまま走って行くと、国道はJR・徳島線を左に見るようになるが、3〜4分ほど行くと、線路の向こう沿いに民家が建ち並んでいるところがある。 この民家が切れる辺りに横断歩道のある交差点がある。 ここには信号機などはないが、左折するとすぐに踏切を渡るような交差点になっている。 百々へは滝は、この交差点を左折するが、よく見ると、道路右に「← 百々の滝」との案内板が立てられている。 但し、この案内板は小さくて、電柱の陰になっていて分かりづらいので注意する。 踏切を越えたすぐ先の交差点にも「どんどの滝 600m ↑」の案内板が架けられているが、踏切を渡ってからの道は狭くなるので、運転にはよく注意して進んで行く。 道なりに進んで行くと突き当りのようになる分岐があるが、ここには「巨門星宮殿」という建物の案内板が設置されている。 この案内板には百々の滝も記されているので、大体の位置を参考にしておくのもよい。 ここまで、穴吹インターから10〜15分程度で、百々の滝へは、この案内板のある分岐をカーブミラーのある右の方へ進んで行く。 但し、カーブミラーのある電柱には「軽自動車以上通行不可」の注意書きが書かれている。 普通自動車なら、付近の邪魔にならないところに駐車するしかないが、この分岐の少し手前に「正八幡大神宮」があるので、参拝を兼ねて、自動車はここの駐車場を利用されてもらう方がよい。 カーブミラーのところを右へ進んで行くと分岐があるが、ここはそのまま直進(右)する(左の坂道へ向かうと民家になる)。 また、軽自動車ならこの分岐のところが少し広くなっているので駐車できなくもないが、分岐のところになるので、やはりカーブミラーから下の神社の駐車場などを利用させてもらう方がよい。 百々の滝へは、この分岐を直進していくが、右に見える堰堤を過ぎ、分岐から5分もあれば巨門星宮殿のところに着く。 ここまで、道ははっきりとしているがやや荒れていて、巨門星宮殿の建物もほとんど手入れされていないような印象を受ける。 滝へは、更に遊歩道らしい山道を進んで行くが、ここからの道もあまり整備されていないようで、ふたつ目の堰堤を過ぎた先では、植物が茂る季節では歩きづらくなる。 それでも、道ははっきりとしているので、そのまま歩いて行くと、やがて百々の滝が遠望でき、その近くに休憩所が建てられているのも見える。 ここまで、巨門星宮殿からだと5〜10分程で、下にある正八幡大神宮からでも15〜20分程で着くが、上り坂もあり、植物の茂っている状況によっては多少の前後があるかもしれない。 尚、正八幡大神宮は、地域の信仰を集めているようで、境内もよく管理・整備されている。 境内奥にはブランコも設置されているので、ちょっとした公園も兼ねているのだろう。 |
| その他の写真 |
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| ▲踏切を渡った先にある案内板 | ▲手前にある「正八幡大神宮」 |
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| ▲山道への分岐・右(写真正面)へ進む | ▲分岐にある案内図 |
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| ▲途中の分岐・右へ進む | ▲巨門星宮殿までの山道 |
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| ▲途中にある巨門星宮殿 | ▲巨門星宮殿から先にある堰堤 |
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| ▲巨門星宮殿から先の遊歩道の様子 | ▲遊歩道から見える百々の滝 |
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| ▲滝近くの休憩所 | ▲百々の滝・説明板 |