徳島県三好市三野町にある「八枚なべら」

八枚なべら  三好市三野町

八枚なべら・部分
▲八枚なべら・部分
落ち口の様子 八枚なべら・中段部分
▲八枚なべら・上段の滝 ▲八枚なべら・中段部分
下段部分の様子 広い滝壺をもつ上の滝
▲下段部分の様子 ▲広い滝壺をもつ上の滝
八枚なべら
徳島県三好市にある「八枚なべら」は大きな連瀑で、三野町太刀野山地区を流れる河内谷川に流れ落ちている。

●景観と印象

住所
徳島県三好市三野町太刀野山

落差
長さ 150m程度

交通
自動車の場合、徳島自動車道・井川池田インターからだと、インターを降りて国道192号を高松方面へ向かい、途中から県道12号を走る。
しばらく行くと河内谷川に架かる橋があるので、その橋の手前を左折して県道108号線に入る。
あとは道なりに進んで行くと、インターから30〜35分程で説明版のある分岐に着く。

電車の場合だと、JR・徳島線「江口駅」が最寄り駅になるが、そこからはタクシーを利用し、10〜13分程で説明版のある分岐に着く。
但し、バスなどの運行については要確認。

いずれの場合も、駐車場から5〜6分程で下段部分に着く。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
八枚なべらの景観と印象
徳島県三好市にある「八枚なべら」は、三野町太刀野山地区を流れる河内谷川に流れ落ちている。
全体は、落差よりも長さがある連瀑のような感じで、大きく見ると三つの部分からできている。

上段の滝は段瀑だが、中段部分は大きな岩の間を流れている。
そして、下段部分は岩の両側を回り込むように、ふた筋になって水が流れている。

しかし、長さは150m程もあると言われているが、この時は植物が繁茂する時期だったので、残念ながら、全体の様子を見ることができなかった。
遊歩道から外れて近づいてみようとも思ったが、植物が生い茂っていて足元が確認できないほどだったので、遊歩道からの眺めだけにしておいた。

冬期などであれば、植物が少ないので全体の様子が見えるのかもしれないが、遊歩道から滝近くへ降りる斜面は、思いのほか急でもある。
この斜面は見た目以上に傾斜が強いので、足元がよく見える時期でも、十分に注意する必要があり、ロープを用意していた方が良いように思う。

遊歩道から眺めた限りでは、下段部分がもっともよく見え、大きな岩の様子などもよく分かる。

中段部分は多くが植物に隠れてしまい、水が流れる様子などはあまり分からなかったが、大きな岩の間を流れている様子は分かる。

上段部分もよくは見えなかったが、遊歩道から見ると、大きな崖から水が流れ出ているようにも見えて、おもしろい。
落ち口から上の流れは見えないが、上段の滝は断崖の脇に流れている。
この断崖はかなり大きく、地層も斜めになっていて興味を引く。

また、上段の滝を眺められる辺りに広場があるが、ここから遊歩道を更に進むと水利施設がある。
広場の辺りから先の道は勾配も急になっていて、やや距離もあるが、5〜6分程で水利施設に着く。

この辺りは上段の滝の上流部になるが、八枚なべら辺りとは違った様子で、趣のある渓流になっている。
この時は上流側を散策する時間はなかったが、この水利施設の横から沢に降りることができる。

ここには八枚なべらの最上段、或いは上の滝とも言える斜瀑があり、滝前も開けていて清々しい。
落差は3〜4m程だろうか、水は澄み切っていて、滝壺も広くて味わいがあるので、時間があれば登って行ってみるとよい。

ところで、「八枚なべら」の「なべら」とは、表面が滑らかで平らな岩のことで、説明板などによると、「巨大な岩石が長年に渡って流れによって削られ、表面が滑らかな座敷状の一枚岩になった」と記されている。

その岩の広さは二十畳ほどで、この厚い岩が八枚あることから「八枚なべら」と呼ばれている。

八枚なべらが流れる河内谷川は水量が多く流れが速いとされているが、その速い流れもなべら岩をつくり出す一因になっているのだろうが、「この岩が谷水を遮り、淵をつくったが、いつしか雌雄2匹の大蛇が住みつくようになり、満濃池や「龍頭の滝」、雨乞山の頂上付近まで徘徊するので、お山の守り神『 龍神さん 』の化身として崇められた」とも伝えられている。

確かに、この時も水量は豊富で、流れも速いようであった。
それに、大きな岩の間を複雑に水が流れる様子は、大蛇が徘徊しているようにも見える。

残念ながら、この時は全体の様子は見ることができなかったが、長さ150m程もあると言われる景観を思い浮かべると、大蛇伝説が伝わっていることも頷くことができる。


八枚なべらへの交通・アクセス
さて、八枚なべらへは、自動車で徳島自動車道・井川池田インターからだと、インターを降りて右折し、国道192号を高松方面へ向かい、1km近く走ったところに「← 州津」の道路標識があるので、その先の交差点を左折する。

この交差点には左折車線があり、左へ曲がると、すぐに三好大橋を渡る。
そのまま道なりに走っていくと、「州津堂面」の交差点があるので、この交差点を右の12号線の方へ入る。

曲がってからしばらくは県道12号を走り、「鳴門」方面へ向かう。
やがて、県道108号線との分岐があるので、ここを左折するが、ここには信号機がないので注意する必要がある。

この分岐は河内谷川の橋を渡る手前になるが、分岐の手前には、道路左側に「← 三野町・碁要口 / 徳島・鳴門 ↑」の道路標識と、その下には「↑ 紅葉温泉 1.8km」の案内標識があるので、それらに注意しておくとよい。

この分岐まで、インターを降りてから18〜20分程で、左折すると県道108号線になるので、あとは道なりに進んで行く。

県道108号線に入ってから7〜8分ほど走ると中央分離帯があるところがあり、その先に片側一車線ずつの橋が架かっている。
この橋を渡り、分離帯が終わるところに「八枚なべら」の説明版が設置されている。

説明版には、「八枚なべらまで300m」と記されているが、この説明板のところを左へ入り、幅の狭い道を上がると駐車場がある。
駐車場には簡易トイレも設置されていて、インターから30〜35分程で駐車場に着く。

八枚なべらへは駐車場の先の道を下っていくが、右にも山道があるので、そちらには行かないように注意する。
左の道には手すりが付いているので、そちらの道を下っていく。

下ってからは右の方に遊歩道があり、進んで行くと先に橋が架けられているのが見える。
この橋を渡って少し登って行くと、右下に下段部分が見えるようになり、遊歩道をそのまま進んで行くと、中段の滝、上段の滝と、僅かな距離の間に見ることができる。

但し、この時は植物が繁茂する時期だったので、全体に草木が育っていて、やや歩きづらかった。
特に、駐車場の先の道を下ってから橋の手前辺りまでの間は、全く道が見えない状況だった。

また、夏場などの場合、植物に隠れて滝の様子も見えにくいので、滝の様子をよく見るのなら、季節などを選んだ方が良さそうである。

上段の滝が眺められる辺りにちょっとした広場があるが、ここも夏場などは草が育っていて、腰を下ろすところを選ばなければならない。

この広場から更に遊歩道を進んで行くと水利施設がある。
広場からの道は勾配も強くなるが、この施設の先は八枚なべらの上流部になっていて、その景観は美しい。

水利施設の横から沢に降りると、最上段の滝、或いは上の滝ともいえる斜瀑が流れ落ちている。
道は不明瞭で傾斜も強いが、僅かな距離なので、どうにか沢に降りて滝近くまで行くことができる。
この流れが上段の段瀑へと続いていくが、滝前は開けていて、清々しい。

但し、広場から水利施設までの道も、植物が繁茂している時期は、かなり道が分かりづらい。
また、急勾配のところもあって、思ったよりも体力を使う。
所々に赤いテープが巻かれているので、道を見失いそうになったら、それを目印にして進むように注意する。

その他の写真
県道からの分岐の様子 説明版の前を左へ進む
▲県道からの分岐の様子 ▲説明版の前を左へ進む
駐車場の様子 駐車場を下ってからの道の様子
▲駐車場の様子・この奥を、手すりのある左の道へ進む ▲駐車場を下ってからの道の様子・この時は草が繁茂して道が見えなかった

途中にある橋の様子 下段の滝までの山道の様子
▲途中にある橋の様子 ▲下段の滝までの山道の様子
山道を登っていくとある水利施設 水利施設辺りの沢から見る下流側の様子
▲山道を登っていくとある水利施設・奥の建物の辺りから沢へ降りることができる ▲水利施設辺りの沢から見る下流側の様子

橋から見る最下段部 上段の滝・遠望
▲橋から見る最下段部 ▲上段の滝・遠望
上段の滝が流れ落ちる断崖 県道との分岐にある説明板
▲上段の滝が流れ落ちる断崖 ▲県道との分岐にある説明板


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