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| ▲近滂寺不動滝・上段部
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| 近滂寺不動滝の景観と印象
兵庫県丹波市山南町にある「近滂寺不動滝」は、金屋地区を流れる金屋川に流れ落ちている。 滝の落差は4〜5m程だが、やや下には中・下段部ともいえる滝が続いていて、全体は長い連滝のようにも見える。 その様に見れば、主瀑を上段の滝として、特徴的な岩肌が印象に残る中段部分の落差は5m程はあるだろうか。 それに続く下段部は滑滝になっていて、この辺りまでを不動の滝として見るならば、落差は12〜13m程はあるように見える。 生憎、この時の水量は少ないようだったが、奥行きのある滝でもあり、それぞれの部分に特徴があって、味わいある滝でもある。 また、全体に開けた感じがする滝だが、名前のように、信仰の滝でもあることから、周辺もよく整備されている。 滝横には不動尊を祀る石造りの祠が安置されているが、その手前にも石仏や石灯篭が見られ、しっかりとした石組みの階段も敷かれていることからも、ここが地域から大切にされていることがよく窺える。 また、近くには休憩所も建てられているが、そこに掲げられている由来書によると、「観応二年(1351年)、戦いに敗れた足利義詮が、石龕寺に籠って毘沙門天に祈誓したところ、この地の不動明王に祈誓せよとのお告げを受け、滝付近に祀られている不動尊に一心に願ったところ、戦運は好転した」と、概ねそのように記されている。 由来書はさらに続き、「干ばつの時にこの不動尊に祈ると、たちまち涼が訪れ、滝にも勝る雨が降った。これより『彦涼山 近滂寺(げんりょうざん こちぼうじ)』と名付けられたという」とも書かれている。 参道口に建てられている石柱にも、「彦涼山 近滂寺」と彫られているので、その頃より大切にされてきたことが分かる。 ところで、滝の上流側には「金屋噴気孔化石」や「炭焼釜跡」などがあるが、特に「噴気孔化石」は世界的にも珍しいもので、時間があれば寄ってみるのもよい。 また、この滝は、地域の名前をとって「金屋不動尊の滝」などとも呼ばれているが、これは、柏原町にある「不動の滝(鐘が坂不動の滝)」などとの混同を避けるためでもある。 近滂寺不動滝への交通・アクセス さて、近滂寺不動滝へは、自動車の場合、国道175号線からだと、山南町にある「井原南」の交差点から県道77号線へ入る。 しばらくは道なりに走って行くが、JR加古川線を過ぎた先にある「谷川」の交差点を左折して「県道77号線・篠山」方面に向かう。 左折して少し行くと、道路左に「← 2km 岡本薬師堂」の案内標識があるので、この分岐を左へ曲がる。 左折すると再びJR加古川線を越えて金屋川を越えるが、川を越えた先に左への脇道がある。 この脇道は、橋を渡った所ではなく、その先にある脇道で、V字のようになっている所を左へ入る。 左に入り、道なりに走って行くと林道の入り口になり、右には「加茂神社」がある。 林道入り口には、左に「寺坂登山コース」、右には「十三塚ハイキングコース」などの標識があるのですぐに分かる。 金屋不動尊の滝へは、この林道を進んで行くことになるが、「9月15日〜11月15日」までの間は入山禁止になっているので、訪れる時には注意する。 林道を進んで行くと、途中に「十三塚」への分岐があるが、ここは「噴気孔 900m →」へ向かって右へ進む。 やがて堰堤を越えた先で林道は終わりになるので、自動車はこの辺りの広場に駐車することができる。 ここまで、県道77号線に入ってから10〜15分程で、林道はやや荒れた感じがしないでもないが、特に問題はない。 但し、この時は先の様子が分からなかったので、途中の脇道に入って駐車している。 不動尊の滝へは、林道終点の広場から先に延びている山道へ入って行くと、すぐに「不動明王参道」の石柱が建てられているので、そのまま参道へと入って行くと、程なく滝前に着く。 途中には休憩所が建てられているほか、滝付近には石仏を安置する石の祠なども見られ、信仰の厚いことが窺える。 |
| その他の写真 |
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| ▲加茂神社の分岐・左へ進む | ▲林道途中分岐・右へ進む |
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| ▲林道の様子 | ▲林道終点の様子 |
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| ▲林道終点からすぐ先にある参道口 | ▲滝近くにある休憩所 |
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| ▲上段の滝 | ▲付近にある金屋噴気孔化石 |