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| ▲不動尊の滝
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| 不動尊の滝の景観と印象
京都府南丹市にある「不動尊の滝」は、美山町下地区を流れる知見谷川の枝沢に流れ落ちている。 落差は10m程で、大きい滝ではないが、山道を登って来て、石灯篭の向こうに滝の一部が見えた時には、少しばかりの驚きがある。 正面から見ると、右の岩が半ば滝に覆いかぶさるようになっているのが印象的で、末広がりになって水が流れ落ちる様子も清々しい。 名前のように、信仰の滝であることから、脇には不動尊を祀る祠があるが、その前に建てられている石灯篭も古いもので、ずっと大切にされてきたことがよく分かる。 滝前には桟敷のような板張りになったところがあるが、これは滝見台を兼ねているようだが、毎月行われる法事に使用されているのかもしれない。 滝からの流れは、この下を潜って左の谷からの流れと合流しているが、そこまでを不動尊の滝として見るならば、落差は15m程にはなるだろう。 また、左の谷から合流する水の流れも、長く蛇行していておもしろい。 この流れも中々のもので、雌滝と呼んでもいいような流れをつくっている。 不動尊の滝の水は、この流れと一緒になって知見谷川の枝沢へ流れ込んでいるが、辺りの景観も山深い様子で味わいがあり、印象に残る滝だと思う。 滝周辺はよく管理・整備されているが、ここに来るまでの山道やその周辺もよく整備されていて、気持ちがいい。 この滝は、今でも毎月法要が行われていて、六月には大祭も行われているようだが、それだけに、普段からよく整備されているのだろう。 山道に来るまでの林道途中にも立派な石灯篭があったが、それもこの不動尊への参道筋になっているからの事だろう。 山道に入るところにある説明版によると、この不動尊の謂れは古く、織田氏と朝倉氏の一乗谷の戦いまでさかのぼることが記されている。 いずれにしても、この滝は、地域の人たちから、ずっと大切にされてきたことがよく伝わってくる。 この時は、冬の間に降り積もった雪が所々に残っていたので、春先になってからは、あまり人が来ていないのだと思う。 それにも関わらず、山道や滝周辺はよく整備されていて、落石なども見られなかった。 一か所だけ僅かに倒木があったが、これも簡単に過ぎることができるほどのものだったので、普段からの管理がよくされていることが、歩きながら感じられた。 その様な気持ちのよい道を通ってきたこともあるのか、この不動尊の滝は心に残る。 不動尊の滝への交通・アクセス さて、不動尊の滝へは、美山町下地区を目指せばよいが、下地区へは、府道38号線から府道369号線へと入っていくことになる。 自動車の場合、園部方面からだと、府道38号線から府道369号線へと入っていくまでに「蓮如の滝」が道路左にある。 そこまでの交通は蓮如の滝のページで紹介しているので、不動尊の滝へは、蓮如の滝を過ぎて、そのまま道なりに進んで行く。 しばらく走っていくと、道路左に「美山中郵便局」あり、そこには「美山町自然文化村 →」と書かれた案内標識がある。 この先は「中」の交差点になるので、ここを左折して、すぐに右への道へ進む。 この道は府道369号線なので、道なりに進んで行くと、左へ向かう分岐がある。 この分岐の右側にはカーブミラーがあり、「不動尊の滝・入り口 ←」の案内標識も設置されているので、この分岐を見落とすことはないと思う。 滝へは、ここを左へと入っていくが、集落を抜けると舗装は終わり、林道となる。 しかし、林道は全体によく整備されていて、特に問題はない。 この時は一部ぬかるんだところがあったが、これは雪解けの時期だったことがあると思うので、ここ以外は落石や倒木もなく、道もはっきりとしている。 あとは道なりに進んで行くと、滝への入り口に着くが、途中に「不動尊の滝 2km」などの案内標識も立てられている。 また、林道の両脇に古い石灯篭が建てられているところがあるが、この辺りからが不動尊への参道になっているのかもしれない。 いずれにしても、林道を進んで行くと、やがて道路左に不動尊の滝の説明版が立てられている。 その横に橋が架けられているので、滝へはこの橋を渡って山道を登って行く。 蓮如の滝からこの入り口まで15〜20分ほどで、自動車は説明版辺りが広くなっているので駐車することができる。 但し、転回場所でもあると思うので、邪魔にならないように注意する。 入り口の橋を渡るとすぐに山道になるが、滝までの道はよく整備されていて、歩きやすく、迷うようなこともない。 入り口から、途中にある山の神を祀る祠辺りまでは、一気に斜面を登って行くのでややきつくはあるが、つづら折りになっているので休みながら登って行くとよい。 山道には、黒い鉄の棒のようなものが、階段の代わりになるような感じで設置されているが、この棒の先は赤く塗られているので、よく目立つ。 この鉄棒のお陰で、つづら折りの返し点などもよく分かり、迷うようなことはない。 この様なことも、この不動尊の滝が大切にされていることがよく伝わってくる。 上り坂を一気に登り切ると、やがで山の神を祀る祠がある。 ただ、この祠は山道の両側にあるので、どちらが山の神なのか、また、いずれも山の神なのかはよく分からない。 ここから先はやや下りになったりして、全体に平坦で歩きやすい道になる。 ここまででも、道が崩落しそうなところはしっかりと補強してあるので特に危険な個所もなかったが、祠から先も二か所ばかり補強しているところがある。 この時は、その先に倒木があったが、特に問題なく通り過ぎることができた。 それにしても、この辺りの渓流の様子は素晴らしい。 左は急斜面になっていて、とても沢には降りれそうもないが、山道から眺めると、幾つかの滝が流れ落ちている。 その内のいくつかは目に留まるもので、下に降りて見る事ができれば、さぞかし落差のある美しい滝のように感じられた。 その様な景観を楽しみながら歩いて行くと、やがて山道は沢沿いに延びるようになる。ここから先もよく整備されていて、開けた感じで清々しい。 途中、橋を渡って対岸へ渡るが、この橋の辺りから、向こうに立てられている案内板が遠望できる。 沢沿いの道を少し進むと、また橋を渡って左岸へ戻るが、その先には、「不動尊の滝」と書かれた案内板がある橋が見える。 この橋を渡って不動尊の滝へと向かうのだが、この橋の向こうには、もう一つ橋が架かっている。 しかし、そちらへは行っていないので、もしかすると、不動尊の滝の上流側へ続いているのかもしれない。 滝へと向かう橋を渡ると、大きな岩のところに古い石灯篭が見える。 この灯篭のところまでくれば、右奥の方に滝の一部が見えるが、すぐに不動尊の滝であることが分かる。 この辺りからだと、谷全体の様子もつかむことができるが、その光景は心に残る。 そのまま歩いて行くと、対岸から滝を正面から眺めることができるが、左の斜面からも滝のような長い流れがあり、不動尊の滝からの流れと合流しているのも分かる。 少し先に小さな丸太橋があるので、この橋を渡ると、回り込むようにして滝前に行くことができる。 滝前には板張りの桟敷のようなところがあるので、ここでゆっくりと時間を過ごすこともできる。 |
| その他の写真 |
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| ▲府道からの分岐・左へ進む | ▲滝への入り口・説明版が設置されている |
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| ▲不動尊の滝・説明板 | ▲山道の様子 |
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| ▲途中にある祠 (反対側から見ている) | ▲山道から見える無名の滝 |
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| ▲沢沿いに延びる山道の様子 | ▲滝への吊り橋・案内板がある |
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| ▲橋を渡ってから見える谷の景観 | ▲不動尊の滝・対岸からの眺め |
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| ▲下流側の様子 | ▲左にある別谷の流れ |