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| ▲魔戸の滝
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| 魔戸の滝の景観と印象
愛媛県新居浜市にある「魔戸の滝」は、種子川山地区を流れる西谷川の上流部に流れ落ちている。 落差40mと言われている大きな滝で、山道を歩いて来てこの滝を見た時には、少なからず驚きがある。 但し、滝見台辺りから見ることのできるものは、この滝の下段部分で、中・上段部分の滝は、更に山道を登って行かなければならい。 残念ながら、この時は時間の都合もあって、上・中段の滝へは向かっていないが、ここからの山道は険しくなるようではある。 しかし、この下段部分だけでもかなりの落差があり、大きな黒っぽい岩肌を水が流れ落ちる様子は素晴らしい。 広くはないが、はっきりとした滝壺も見られ、水の流れにも変化があって味わいがある。 よく見ると、下段の滝の上方部分にも流れがあり、この部分を入れると、下段の滝の落差は40mを超しているようにも見える。 ところで、「魔戸の滝」とは珍しい名前だが、この滝は、元々は「樽滝」と呼ばれていたようで、後になっては「窓の滝」と呼ばれている。 それが、どうしたものか「魔戸」と表記されるようになって、入り口にある説明板にも「魔戸の滝」と表記されている。 名前が変遷したことの理由などは分からないが、「樽」は「淵」のことで、この滝の樽は三つあるので、滝見台から見えるものが下の樽(下段の滝)と呼ばれるものになる。 また、説明板には「どのような日照りでも水が枯れることがない」と記されているが、この滝には雨乞伝説も残されている。 「昔、幾につも日照りが続き、遂には田畑もすっかり枯れてしまった。困った村人たちは、この樽淵に棲む竜王に若い娘・お百合を差し出すことにした。差し出されたお百合は、竜王と共に中の樽に姿を消すが、まもなく大雨が降り、田畑も潤った。」と、説明板には概ねそのように記されている。 中の樽(中段の滝)には龍王を祀り、その脇には「百合姫大明神」という祠も建てられているということだが、これについては、中段の滝へ向かっていないので確認していない。 いずれにしても、下段の滝だけしか見ていないが、魔戸の滝は素晴らしい滝で、周辺も自然の様子をよく残している。 上の滝、中の滝もさぞかし見事な景観をつくり出しているのだろうから、いつか機会をつくって眺めてみたいと思っている。 魔戸の滝への交通・アクセス さて、魔戸の滝へは、自動車の場合、松山自動車道・新居浜インターからだと、インターを降りて左折し、「別子山」方面へ向かう県道47号線へ進む。 しばらく道なりに走って行くと種子川を越えるが、更に走って行くと、道路左に「水利記念碑の履歴」と刻まれた石柱のほか、「植木組合記録」などの石碑が三基建てられている。 このところに左への分岐があり、逆戻りするように左の脇道に入って行くが、この分岐は反対方向からだとよく見えるが、進行方向からだと分かりづらい。 ここを過ぎて少し行くと、左に広い山根公園があるので、そこまで行けば行き過ぎている。 ただ、分岐の手前には「+形道路・交差点あり(+)」の道路標識と、分岐のところには横断歩道があるので、それにも注意しておくとよい。 分岐を左へ入ると、道が狭くなって住宅地の中を通るが、程なく一旦停止の標識と、その先の右角にはカーブミラーが設置されている十字路がある。 ここはそのまま直進するが、よく見ると、カーブミラーの横に「← 魔戸の滝」と書かれた案内標識が立てられている。 十字路を直進すると「新高神社・中野神社」と彫られた石柱のところで道はふたつに別れるが、ここは左の道へ進む。 左へ進むとすぐに松山自動車道の高架下になり、ここに「← 7km 名勝・魔戸の滝」と書かれた案内標識があるので、案内に従って、直進するように林道へ入って行く。 あとは道なりに進んで行くが、舗装されているので特に問題はない。 林道は近年の災害で通行止めになっていたので、一部は荒れたところもあるが、魔戸の滝までの道は修復されている。 ただ、7kmの道のりは思った以上に長く感じられ、ずっと登り坂で、一気に標高を上げていく。 林道を進んで行くと、大きな鉄塔の横を抜けて行き、途中に分岐もあるが、道なりに走って行けば、道路左側に「臨時駐車場」と書かれた案内板が立てられている広場があるので、自動車はそこに止めることができる。 この駐車場は二台ほどの狭いものだが、少し先にも一台分ほどの駐車場がある。 どちらに止めてもよいが、転回場所にもなっているようなので、駐車位置には注意する。 ここまで、新居浜インターから25~30分程だが、林道の状況によっては、もう少し時間がかかるかもしれない。 魔戸の滝へは、駐車場の先から山道が延びていて、ここには説明板も設置されているのですぐに分かる。 入り口付近は階段状になっているが、すぐに山道になる。 しかし、道ははっきりとしていて、所々の樹木には目印のテープも巻かれているので、路に迷うようなことはない。 途中、大きな岩を越えなければならないが、ここにはロープが張られているので、それを頼れば特に苦労することなく越えることができる。 岩を越えると階段状の山道が続いているが、この辺りに小さな滝が流れ落ちている。 この滝は小さいながらも滝壺は淵のように広く、辺りの景観にも味わいがある。 滝壺まで行くことができるので、少しばかり寄ってみるのもよい。 この滝を越えて更に歩いて行くと、程なく魔戸の滝の一部を垣間見ることができ、入り口から5~10分程で下段の滝前に着く。 滝前はよく整備されていて、下段部分の様子を一望することができる。 尚、魔戸の滝の三つの滝を合わせた総落差は150mを超えると言われていて、全長は300m程になると言われている。 |
| その他の写真 |
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| ▲県道からの分岐(反対方向から見ている) | ▲林道との分岐・高架を潜って進む |
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| ▲林道の様子 | ▲駐車場になる広場 |
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| ▲山道入り口の様子 | ▲入り口の説明板 |
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| ▲山道の様子 | ▲ロープのある岩場 |
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| ▲岩場を超えた先の様子 | ▲広い淵をつくる下流側の小滝 |
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| ▲山道からの遠望 | ▲滝見台近くからの眺め |
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| ▲やや手前からの眺め | ▲小滝辺りからの遠望 |
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| ▲魔戸の滝・下段部 | ▲正面からの眺め |