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| ▲鉈取り淵
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| 鉈取り淵の景観と印象
兵庫県宍粟市ある「鉈取り淵」は、千種町にある板馬見渓谷の中に流れ落ちている。 この淵をつくる滝は、大きく見ると上下二段の段瀑で、上段の滝壺が鉈取り淵と呼ばれている。 また、この段瀑は「笛石山登山道入口」に架かる橋を挟んで上流側と下流側に流れ落ちているが、上段の滝は橋のすぐ上流側にある。 上段の滝の落差は3m程だが、鉈取り淵と呼ばれる滝壺は広く、澄んだ水を湛えている。 この滝は、道路からでも、橋の上からでも見ることができるが、幅広くてふた筋のようになって落ちる水は、水量が多いとひと筋になって落ちるのかもしれない。 下段の滝は橋を挟んだ下流側にあり、落差は6〜7m程だろうか。 段漠になっていて、上段部分はふた筋になって水が流れ落ちているが、全体は斜瀑で整った形をしている。 この滝も道路から見ることができるが、斜面を降りて沢から見ると、思っている以上に綺麗な景観が目に入る。 滝壺は上段のそれほどではないが、滝前が開けているので、より広い滝壺をもっているようにも見える。 滝前も開けているので清々しく、流れる水音も心地よい。 また、鉈取り淵は、林道とはいえ道路際にあるにも関わらず、辺りは閑静で、沢に降りてみると全く違った雰囲気がある。 ここから上流側にも渓流滝などが続き、美しい景観を楽しむことができる。 周辺の道はよく整備されていて、上流側に15分程歩いて行くと腰痛不動尊が祀られている祠があるが、その辺りの沢沿いには遊歩道も整備されていて、渓流の眺めも素晴らしい。 ところで、「鉈取り淵」と変わった名前だが、この淵の辺りで鉈を手離すと、鉈は生き物のようになって淵に滑り込み、「鉈をかえせ、鉈をかえせ」と訴える声が聞こえ、やがて「違う、違う、これではない」と泣き叫ぶ声が聞こえてくると伝えらていることから、名前が付けられている。 この伝承が何時の頃で、どのような謂れがあるのかは分からないが、この辺りでは今も鉈を手離すことは禁じられていると言われている。 鉈取り淵への交通・アクセス さて、鉈取り淵へは、県道72号線沿いにある「笛石山・後山 登山口」を目指せば分かりやすい。 自動車の場合、山崎町や佐用町方面からだと、県道72号線を北上し、途中で国道429号線との交差点になる「室橋東詰」の交差点もそのまま直進する。 直進すると旧道になるので道は細くなるが、特に問題なく走ることができる。 しばらく行くと「千種市民局」の前を通り過ぎるが、そのまま走っていくと千種川を左に見て走るようになる。 道なりに走っていくと、やがて道路左側に大きな観音像が建てられている「観音公園」がある。 この観音公園の手前には、道路からでも見える「いろは滝」があるが、この公園を過ぎで少し行くと「松の木橋」が架かっていて、この橋を渡ったところ、道路の左側に「笛石山・後山 登山口」の入り口がある。 ここには「行者霊水」や付近の案内板などがあるので、すぐに分かる。 トイレも設置されていて、自動車は付近の邪魔にならないところに駐車することができる。 ここまで、「室橋東詰」の交差点からだと5〜6分程で、鉈取り淵へは、この広場の奥にある鳥居を潜って山道に入っていくが、山道と言っても自動車も走ることができる林道になっている。 入り口にある鳥居を潜ってから程なく不動尊のお堂があるので、狭いながらも、ここにも駐車することができる。 鳥居からお堂までは歩いても2分程で、このお堂から先に「笛石山登山道入口」の橋があり、鉈取り淵はこの橋のところにある。 ここまで短い距離なので、自動車は広場にあるトイレ付近に駐車しておいて、歩いた方が渓流の様子なども楽しむことができる。 また、鉈取り淵がある林道の樹木には名板が架けられているが、少し分かりづらいかもしれない。 |
| その他の写真 |
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| ▲「笛石山・後山 登山口」の様子 | ▲広場の奥にある鳥居・ここから林道に入っていく |
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| ▲鉈取り淵の手前にある不動堂 | ▲鉈取り淵と滝 |
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| ▲鉈取り淵から先の林道の様子 | ▲上流側にある腰痛不動尊 |
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| ▲腰痛不動尊近くの渓流の様子 | ▲渓流にある小滝 |