兵庫県朝来市生野町にある「山神不動滝」

山神不動滝  朝来市生野町

山神不動滝
山神不動滝
下段の滝と奥に見える上段の滝 祭壇のある岩の辺りからの眺め
▲下段の滝と奥に見える上段の滝 ▲祭壇のある岩の辺りからの眺め
上段の滝 下段の滝
▲上段の滝 ▲下段の滝
山神不動滝
兵庫県朝来市にある「山神不動滝」は、生野町口銀谷地区を流れる市川の枝沢に流れ落ちている三段の段漠で、落差と奥行がある

●景観と印象

住所
兵庫県朝来市生野町口銀谷

落差
落差 30〜35m程度

交通
自動車の場合、播但連絡道路(播但道)・生野インターや生野北インターからだと、国道312号線から国道429号へ入り、4〜5分程で「山神橋前」バス停があるので、その先を左へ曲がると山神社がある。

電車やバスの場合、JR播但線・生野駅からアコバス(朝来市コミュニティバス)を利用して、「山神橋前」まで5〜6分ほど乗車し、橋を渡るとすぐに山神社境内になる。
また、生野駅から歩いても20分程で山神社に着く。
但し、バスの運行や路線などについては要確認。

いずれの場合も、山神社横の山道入り口から、下段の滝までなら15〜20分程度。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
山神不動滝の景観と印象
兵庫県朝来市にある「山神不動滝」は、生野町口銀谷地区を流れる市川の枝沢に流れ落ちている。

落差30〜35m程と言われている大きな滝だが、残念ながら、全体の様子を一望するには限られた場所からになる。
下段の滝前からだと、上段部分は見えるのだが、中段の滝は傾斜の緩やかな滑滝のようになっているので、この部分を見ることができない。

しかし、長さのある滝でもあり、上・中段部分、下段部分などと、それぞれの様子を眺めることができる。

山神不動滝の全体は三段の段瀑で、上段の滝と下段の滝は直滝のように水が落ちているが、長い滑滝になっている中段部分がこの滝を特徴づけているように思う。
この中段部分によって、全体に長さがあり、奥行きのある滝になっている。

また、下段の滝からやや下流側に大きな樹木が根付いた岩があるが、山神不動滝はその辺りから眺めると、落差と奥行きがあることがよく分かる。

実際に眺めて見ても、その辺りまでが山神不動滝のようにも見える。
ただ、岩の辺りから見ると樹木に遮られ、周辺は倒木なども多いので、はっきりと眺めることはできない。

ところで、付近にはいくつもの滝が連続している「宮の滝」があるが、この山神不動滝は宮の滝とは趣が違っていて、厳しい感じがしないでもない。

しかし、これは周辺が荒れていることもあるだろうから、少し整備すれば見事な景観を取り戻すだろうと思う。
台風や豪雨のせいもあると思うが、下流側にある摩崖仏辺りまでは歩きやすく、特に荒れた感じはしないので惜しいように思う。

この時の水量は少ないように見えたが、山神不動滝は落差も長さもあるので、水が多ければさぞかし堂々とした姿を現すだろう。


山神不動滝への交通・アクセス
さて、山神不動滝へは、麓にある山神社を目指すことになる。

自動車の場合、播但連絡道路(播但道)・生野インターや生野北インターからだと、インターを降りて国道312号線から国道429号へはいる。

生野インターからだと、インターを降りて左折して少し行くと、「青垣・国道429号線 →」の案内標識がある。
生野北インターからだと、インターを降りて南へ少し走って行くと、「← 青垣・国道429号線」の案内標識があるので、どちらからでも国道429号線へ入っていく事ができる。

国道429号線に入ってからは市街地を抜けるが、途中には「生野ダム」や「銀山湖」方面への標識があるので、それに従っていけば迷うようなことはない。

そのまま走っていくと、道路右に朝来市コミュニティバスの「山神橋前」バス停があり、その先に右への分岐がある。
この分岐には山神社の石灯篭があるので、ここからが参道になり、橋を渡るとすぐに鳥居がある。

自動車は山神社の駐車場を利用することになるが、ここまで、どちらのインターからでも4〜5分程で着く。

山神社から不動滝へは、神社の右、石垣が途切れたところから山道が延びていて、山道入り口の横に立てられている説明版にある摩崖仏も、不動滝への途中にある。

山道ははっきりとしているので迷うようなことはなく、摩崖仏辺りまでは歩きやすくもある。
少し進んで行くと丸太橋を渡るが、更に歩いて行くと分岐があるので、ここを左へ少し降りると、入り口の説明版にあった摩崖仏がある。

脇には「摩崖仏」と彫られた石柱があるのですぐに分かるが、横の岩肌に摩崖仏が彫られている。
この対岸には、落差5m程の「摩崖仏の滝」も流れ落ちていて、流れは細いが変化があって面白い。
ここまで山道の入り口から遠くはないが、やはり辺りは山中といった様子で、かつては随分と寂しいところでもあったのだろう。

さて、山神不動滝へは、摩崖仏との分岐を右へ進むが、ここからの道も登りではあるが、はっきりとして歩きやすい。

右への山道を進んで行くと、ほどなく大きな岩があり、ここも分枝になっている。

事前に調べた資料によると、この分岐をそのまま進んで行くと上段と中段の滝へ向かい、左へ行くと下段の滝へ向かうとあったので、この時はまず上・中段の滝へ向かい、再び分岐まで戻って下段の滝前へ向かった。

しかし、結論から言えば、ここを左へ進んで沢に降り、そこから下段の滝へ向かい、更に中段、上段の滝へと進んだ方がよいように思う。

上・中段の滝へは、分岐からそのまま進んで行くと「愛宕神社」があるので、この神社の少し手前に「火の用心」と書かれた標識があり、上・中段の滝へはここから入って行くことになる。

ここからの道は不明瞭ではっきりとしないが、すぐに大きな岩があるので、ここは右から登って行く方がよい。
この時は左から登って行ったが、辺りには電力ケーブルのようなものが延びていたので、これを頼りに進んでいくと先に進めなくなってしまった。

そのまま踏みあと程度の道を探しながら進んで行ったが、斜面はかなり急で、足元には十分に注意する必要があった。

どうにか中段から上段の滝近くには辿り着くことができたが、やはり斜面が急なので、滝前と言うところまでは降りることができず、ここから下段の滝へ降りていくこともできなかった。

資料の写真を見てみると、どうも辺りの景観が変わってしまっているようで、斜面も急で落石も多くなっている。

帰りは、踏みあと程度だが道らしいところを見つけたのでそちらから戻っていったが、大きな岩まで特に難所などはなかったので、上・中段の滝へ向かうときも、大きな岩を右から抜けて行った方がよい。

この後、分岐のところまで戻り下段の滝へ向かったが、分岐になる大きな岩のところを左へ向かうと石段があるので、これを降りると沢に出る。

沢に降りるとやはり大きな岩があるが、この岩には大きな樹木が根付いているのが目に留まる。

この岩の前には小さな祭壇もあるので、この岩も故あって信仰の対象になっているのが分かる。
ここから上流側は滑滝のようになっていて、樹木などでよくは見えないが、ずっと上には上段の滝が見える。

この時は、岩の横を登って右岸、向かって左手から下段の滝へ向かってみたが、すぐに倒木があるので進めなくなってしまった。

改めて祭壇のある岩のところまで戻り、そこからは向かって右(左岸)の沢沿いを進んで行って、途中から沢を渡って左側(右岸)を進んで行った。
岩のところからだとそれほど距離はなく、どうにか下段の滝前に着くことができたが、それでも樹木につかまりながらのことだった。

下段の滝前は荒れていて、見る場所も限られてしまうが、ここからだと上段の滝も目に入る。
また、この時は下段の滝から上へは行っていないが、愛宕神社の手前から上段の滝へ行くよりも、こちらから登って行く方がよいように思う。

下段の滝を超えるのには少し苦労しそうだが、越えてしまえば中段の滝前になるので、上段の滝もはっきりと見ることができそうに思う。

愛宕神社から回って、左岸の斜面から上・中段の滝を眺めた時、中段の滝からなら右岸を登って上段の滝辺りまで行けそうでもあった。
但し、実際に登ってみると急な斜面で登れないのかもしれない。

いずれにしても、途中の摩崖仏辺りまでの道は倒木もなく歩きやすいのだが、山神不動滝への道には倒木も多く、はっきりとした道もないので、よく注意した方がよい。

しかし、山神不動滝は落差と奥行きがあって見応えする滝であることには変わりがない。
今後、倒木などが整備されて歩きやすくなるのか、それとも台風などの影響でより行きづらくなるのかは分からないが、長大な滝でもあるので、機会があれば再度訪ねてみたいと思う。

その他の写真
山神社 山道入り口の様子
▲山神社 ▲山道入り口の様子
入り口付近の山道 途中にある丸太橋
▲入り口付近の山道 ▲途中にある丸太橋

摩崖仏の名板と奥に見える滝 分岐にある大きな岩
▲摩崖仏の名板と奥に見える滝 ▲分岐にある大きな岩・左は沢へ向かい、右は愛宕神社へ向かう
愛宕神社・遠望 愛宕神社近くの上・中段の滝への山道入り口
▲愛宕神社・遠望 ▲愛宕神社近くの上・中段の滝への山道入り口

大きな岩の分岐から降りた所にある樹木のある岩 下段への右岸の山道
▲大きな岩の分岐から降りた所にある樹木のある岩・下段の滝へは右(左岸)から上がっていく ▲下段への右岸の山道・途中で進めなくなった


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