兵庫県養父市大屋町にある「天滝」

天滝  養父市大屋町

天滝・仰観(部分)
▲天滝・仰観(部分)
中段辺りからの景観 上段から中段辺りの様子
▲中段辺りからの景観 ▲上段から中段辺りの様子
最下段の滝 天滝全景
▲最下段の滝 ▲天滝全景
天滝
兵庫県養父市にある「天滝」は、養父市と鳥取県若桜町との境にある氷ノ山に源をなす名瀑で、その景観は心に残る

●景観と印象

住所
兵庫県養父市大屋町筏

落差
落差 98m程度

交通
電車などの場合、最寄り駅はJR山陰本線・八鹿駅か養父駅で、八鹿駅からだと全但バスで天滝口まで1時間15〜20分程度。
天滝口バス停から天滝渓谷入り口まで、更に30分ほど歩く。
(但しバスの運行などについては要確認)

自動車の場合、北近畿豊岡自動車道・養父インターからだと、県道6号線から県道48号線などを経由して、25〜30分程度で渓谷入り口に着く。

いずれの場合も、登山口・渓流入り口から40〜45分ほどで、天滝展望所に着く。

登山道入り口と手前のレストハウスに駐車場があり、トイレはレストハウス近くと登山道入り口、天滝手前に設置されている。

尚、冬季の間は、登山口及び登山口までの道路の通行は、積雪のため困難になるので、交通についても要確認。

●交通・アクセスの詳細
●その他の写真
天滝の景観と印象
兵庫県養父市にある「天滝」は、養父市と鳥取県若桜町との県境にある氷ノ山に源をなす名瀑として知られている。

落差は98m程もあり、「日本の滝100選」のほか、「但馬三名瀑」などにも選ばれている。
兵庫県下では最大の落差があり、滝の落ち口から末広がりになって水が流れ落ちる様子は素晴らしい。

滝向かいには「天滝三社大権現」が祭られている展望所があるが、ここから見るには大きすぎ、全体の姿を見ることはできない。

展望所から少し先へ行くと滝前近くに降りることができるが、それでも滝の中程なので、下段辺りの様子はよく分からない。

しかし、この中程辺りから見上げると、天滝が如何に大きいかがよく分かる。
水量が多いと飛沫を浴びるのは言うまでもないが、名前のように、天にも届くほどの高さがあり、力強い。

「名瀑」というに相応しい景観で、春の新緑や秋の紅葉、また厳寒時には一部が凍るなど、天滝は四季折々に美しい景観を現わす。

天滝全体の姿は、展望所へ上がってくる階段の途中から眺めることができる。
ここは踊り場のように少し広くなっていて、下段からの様子を見ることができる。
植物が繁茂している時期は見えづらいかもしれないが、この辺りからなら、天滝が奥行きのある大きな滝であることが一望できる。

ところで、天滝の様子は、同じ兵庫県にある「七種の雄滝」とどこか似ている感じがする。
七種の雄滝も向かいの展望所から眺めることができるが、やはり全体の姿を見ることができず、展望所に来るまでの脇道に入らなければ全体の姿を見ることはできない。

辺りの景観や大きな岩肌を流れ落ちる水の様子などもどこか似ていて、一方の滝を見ると、もう一方の滝を思い浮かべることができるように思う。

しかし、七種の雄滝も素晴らしい滝ではあるが、全体の大きさは、やはり天滝の方が大きく、辺りも開けていて壮大な感じがする。

天滝までは、登山口から凡そ1.2km、時間にして40〜45分程は歩くが、途中にある滝群や渓流の様子を楽しみながら歩いていくことができるので、それほど長いとは感じられない。

また、天滝までの渓谷は天滝渓谷と呼ばれているが、「森林浴の森100選」や「ひょうごの森林浴場50選」にも選ばれているだけあって、遊歩道はよく整備されていて、歩きやすい。

遊歩道は渓流沿いを散策するように続いていて、天滝までにも、「夫婦滝」や「鼓ヶ滝」など、幾つかの滝が続いている。
渓流の様子や滝群などはどれも素晴らしく、歩き進む度に驚きがある。

天滝を見るには、最後に急な階段などを上らなければならないが、その中でも、天滝は格別の存在で、その落差、大きさには感動する。
登山口からここまで、さまざまな美しい景観や滝に出会うが、天滝は渓谷の最後を飾るに相応しい。


天滝への交通・アクセス
さて、天滝へは、自動車の場合、和田山方面から北近畿豊岡自動車道を利用する場合、養父インターを降りて左折し、その先の交差点で県道6号線に入り、「宍粟・大屋」方面へ進む。

しばらく道なりに進んで行くと、15分ほどで県道6号線から県道48号線への分岐に着く。

この交差点には住所表記などはないが、三差路になっていて、交差点の向かいには「大屋町観光案内」の案内板が設置されている。
また、交差点の手前には「波賀方面・県道48号線 →」の道路標識と、「天滝 →」の案内板もあるので、見落とすことはないと思う。

案内に従って右折すると国道48号線(大屋波賀線)に入るので、しばらく道なりに走っていく。

やがて大屋川を渡り、川を左に見るようになったら、ほどなく「日本の滝百選・天滝 2.6km →」の案内板があるので、この交差点を右へ入る。
この案内板は、反対方向の国道29号線から県道48号線に入った場合でも設置されているので、行き過ぎてしまうことはない。

あとはそのまま走るとレストハウスに着き、その先の分岐に天滝への案内板がある。

案内板のある分岐を左へ入っていくと、1km程で登山口・渓谷入り口の駐車場に着くが、行楽シーズンや紅葉の時期などは、満車になっていることが多い。

その時は手前のレストハウスにある駐車場を利用させてもらうとよいが、ここから上の駐車場まで歩いても、それほど時間はかからない。

電車やバスなどを利用する場合、最寄り駅はJR山陰本線・八鹿駅か養父駅になるが、八鹿駅から全但バスの八鹿明延自然学校線・自然学校前行で大屋バス停まで行き、そこから若杉線の大屋〜奥若杉行に乗り換え、天滝口へ向かう。

八鹿駅から天滝口まで1時間15〜20分程度かかるが、天滝口バス停から天滝渓谷入り口まで、更に30分ほど歩く。
(但し、バスの運行などについては要確認)

登山道入り口からは、渓流沿いに遊歩道を歩いていくと、天滝まで迷うことはない。
道はよく整備されていて歩きやすく、渓流の様子などを楽しみながら歩くことができる。

ただ、天滝の手前にある鼓ヶ滝を過ぎると勾配が強くなり、最後は急な階段を上らなければならい。

しかし、階段の途中にはちょっとした踊り場があり、この辺りから天滝の全体を眺めることができるので、ひと休みするにもちょうどよい。
踊り場から、更に急な階段を登り切ると展望所に着き、目の前に天滝の様子が飛び込んでくる。

あと、天滝には、かつて弘法大師・空海がこの滝の霊気に打たれて「この地こそ仏陀の我に恵み給いし聖地」として谷の数をかぞえたところ、千にひとつ足らなかったため、聖地を高野山に求めたとの伝承が残っている。

その他の写真
登山口にある案内板 遊歩道の様子
▲登山口にある案内板 ▲遊歩道の様子
渓流の様子 手前にある鼓ヶ滝
▲渓流の様子 ▲手前にある鼓ヶ滝

展望所からの眺め 展望所付近からの眺め
▲展望所からの眺め ▲展望所付近からの眺め
上方部分の様子 天滝・部分
▲上方部分の様子 ▲天滝・部分


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